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プロマネとは成功請負人|プロジェクトマネージャーの役割と8つのスキル

今日のテーマはプロジェクトマネージャーについて。

プロジェクトマネジメントはビジネスを成功させるためのスキルです。プロジェクトマネジメントについて、前回こちらの記事で記載していますので見てみてください。

PMとは|どんな仕事も成功させるプロジェクトマネジメントのスキル

本日は、プロジェクトマネジメントを遂行する「プロジェクトマネージャー」について書いていきます。

プロジェクトマネージャといえば、その名前通りプロジェクトを成功に導くリーダーのことです。今日は以下のステップでプロジェクトマネージャーに求められる役割とスキルについて解説します。

1.プロジェクトマネージャーを理解する
2.優れたプロジェクトマネージャーになる
3.具体的なプロジェクトマネージャーの仕事

プロジェクトとは2人以上の人間によって行われる仕事のことを指します。そしてプロジェクトは必ず開始と終わりが明確していることが絶対条件です。プロジェクトが終了した時点で、事前に設計した目標が達成できたかどうかで、プロジェクトマネジメントの成功か失敗がが分かります。

こういったプロジェクト自体の詳細や、プロジェクトマネジメントについては、この記事に記載しているので、まずはこちらをご覧いたただき、その後にこの記事を読んで下さい。

プロジェクトマネージャーは、事業責任者、ディレクター、プロジェクトリーダー、プロダクトマネージャーと、色々な呼ばれたりもしますが、その目的は1つだけです。

「プロジェクトを成功させること」。

これだけだ。

今回はプロジェクトを成功させる優れたマネージャーになるための方法や、求められるスキルなどを記載していきます。

1.プロジェクトマネージャーを理解する

プロジェクトマネージャーとは、その名の通りプロジェクトの管理者のことです。

プロジェクトを成功させるも失敗させるも、このプロジェクトマネージャーにかかっています。では、このプロジェクトマネージャーという仕事や役職などについて以下のステップで見ていきます。

※なお、上にも記載したように、呼び方は会社でも違ってきますが、以後プロジェクトマネージャーという言い方で統一させていただきます。

1-1.プロジェクトとはなにか?
1-2.プロジェクトマネージャーの役割
1-3.プロジェクトマネージャーに向いていない人
1-4.プロジェクトマネージャーに向いている人
1-5.プロジェクトマネージャーをどうやって学ぶのか?

1-1.プロジェクトとはなにか?

プロジェクトマネージャーとはなにか?Wikipediaで検索すると以下のように記載されます。

Wikipediaープロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャ(英: project manager)とはプロジェクトの計画と実行に於いて総合的な責任を持つ職能あるいは職務である。

プロジェクトマネージャーに求められるのは、適切な計画をたててプロジェクトを動かし、成功させることです。それ以外でも、それ以上でもありません。最初に設定した計画どおりに、プロジェクトを終了させることができれば、そのプロジェクトは成功です。

1-2.プロジェクトマネージャーの役割

プロジェクトマネージャーの役割は様々です。

プロジェクトマネージャーは、ときにしてプランナーとして計画をたてることがあれば、メンバーシップを発揮するリーダーでもあります。ときには適切な人材を適任させてるコーディネーターでもあるし、外部と交渉して良い関係をとりもつネゴシエーターでもある。

・プランナー
・コーディネーター
・コミュニケーター
・ネゴシエーター
・リーダー

様々な場面で、様々な仕事がプロジェクトマネージャーに求められます。一つの肩書きだけでは語ることができないのがプロジェクトマネージャーです。

しかし、プロジェクトマネージャーという仕事に関わらず、管理職やリーダーポジションに求められる人なら、上記のような様々なスキルが必要なのは当たり前なのかもしれません。

1-3.プロジェクトマネージャーに向いていない人

実際にプロジェクトマネージャーに向いている人と、向いていない人がいます。

まず前回の記事でも書きましたが、プロジェクトマネージャーは学問です。

そのため、プロジェクトマネージャーを行う人は以下のような3種類にわけられます。

1.プロジェクトマネジメントを勉強して実践したことがある人
2.プロジェクトマネジメントを勉強したことはないが実践したことがある人
3.プロジェクトマネジメントを勉強も実践もしたことがない人

あなたはこの中のどれでしょうか?
実際のところ、プロジェクトマネジメントを勉強したこともない人がほとんどでしょう。つまり、ほとんどの人が「2」か「3」だと思います。

会社でいきなりプロジェクトマネージャーを任せられたりする経験はあっても、実際にプロジェクトマネジメントを勉強したという人は少ないものです。また、経験はあっても、勉強はしたことがない方がほとんどのはずです。

このようなプロジェクトマネジメントを勉強したことがないという「2」「3」の人は、プロジェクトマネージャーには正直向いてないかもしれません。

さらには、プロジェクトマネージャーの素質は起業家にも必要です。

起業すると、まずは全て自分でやらなければいけません。つまりそれは、ビジネスを成功させるという壮大なプロジェクトです。この壮大なプロジェクトを起業家はマネジメントしていかなければいけません。

1-4.プロジェクトマネージャーに向いている人

逆に、プロジェクトマネージャーに向いているひとは「1」の、プロジェクトマネジメントを勉強して実践したことがある人です。

プロジェクトマネジメントは立派な学問です。

PMI(プロジェクトマネジメント協会)がプロジェクトマネージャーについての資格を発行しています。

PMP® (プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
PMP® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。PMP® 試験は、PMI が策定した知識体系である PMBOK® (Project Management Body of Knowledge) ガイド に基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。

PMP®試験の受験資格についての詳細は、こちらをご覧ください。

ご覧のように、プロジェクトマネジメントというスキルは、世界的に重要とされ、しっかり学ぶべきだとされています。その理由は簡単で、ビジネスを成功させるためのスキルだからです。

そのため、プロジェクトを成功させるために、大企業等の大きな資金を使って、外部から専門のプロジェクトマネージャーを雇ったり、アドバイスを求めたりします。

1.プロジェクトマネジメントを勉強して実践したことがある人
2.プロジェクトマネジメントを勉強したことはないが実践したことがある人
3.プロジェクトマネジメントを勉強も実践もしたことがない人

もしあなたが社長だとすれば、このなかの誰にプロジェクトマネジメントを任せたいと思うでしょう。

当然「1」のはずです。

1-5.プロジェクトマネージャーをどうやって学ぶのか?

上でご紹介したように、プロジェクトマネジメントは「プロジェクトマネジメント協会」の発行している資格認定を学ぶことで学べるようになっています。もちろんのことだと思いますが、プロジェクトマネジメントを学ぶことはできるだけで、学べば優れたプロジェクトマネージャーになれるわけではありません。

MBAを取得しても、経営で成功する訳ではない。資格をとったからといって成功が保証される訳ではありませんからね。

このように書いている私も、プロジェクトマネジメントのスキルをもっているわけはありません。IT系のプロジェクトマネージャーとして外部企業から依頼を受け手仕事をしている身です。

そんな私の立場から言わせていただければ、プロジェクトマネジメントは学びながら実践していくしかありません。

確かにアカデミックな学問も必要ですが、実践での経験はもっと大事です。だからプロジェクトマネージャーになるために単純に資格をとろうとは思わない方が良いでしょう。

もちろんプロジェクトマネジメントの資格があれば「更に良い」ですが、そんなこといってしまえば世の中すべてが「資格があればもっと良い」という風になってしまいます。

最低限のプロジェクトマネジメントの概要と詳細を学び、まずは実践する立場に身を置く方が、勉強になることはまちがいないないでしょう。ですからまずは、プロジェクトマネージャーの立場に積極的に望んでなってみることが大事です。

プロジェクトマネージャーは、確かに大変なことも多いですが、その分素晴らしいリターンがあります。

2.優れたプロジェクトマネージャーになる

プロジェクトマネージャーのことがぼんやりと分かったところで、優れたプロジェクトマネージャーになる方法を記載していきます。以下のステップで話していくので参考にしてください。

2-1.プロジェクトマネージャーの精神
2-2.プロジェクトマネージャーの仕事の特徴
2-3.プロジェクトマネージャーの3カ条
2-4.プロジェクジェクトマネージャーが注意すること
2-5.優れたプロジェクトマネージャーになるためのスキル

2-1.プロジェクトマネージャーの精神

「成功するプロジェクトマネジメント」で有名な、ゲイリー・へーケンスは、著書の中身でこのように言っています。

あなたはプロジェクト・マネージャーとして、また専門的な知識に精通している人間として、ビジネス手法、 ビジネス戦略、ビジネス・スキルについて知らなければならない。プロジェクトを実行している最中は、起業家精神を発揮しなけれ ならない。すなわち小さな会社を立ち上げようとする起業家のように、プロジェクトをマネージするが理想である。成功するプロジェクトマネジメント・ゲイリー・へーケンス

そう、プロジェクトマネージャーに求められるのは起業家精神です。

起業家精神と検索すれば、あらゆる意味が検索されると思います。

起業家精神をもつということは、起業しろ!ということではありません。すべての責任は自分にあると思い、プロジェクトを成功するために全力を尽くすということです。

ここで、私がプロジェクトマネージャーとして活動するときに見返すメモがあるので、記載しておきます。

・何があってもプロジェクトの全責任はあなたです。
・プロジェクトの成果は100%協力者のおかげです。
・全てのプロジェクトは優れた目標の決定から始まります。
・あなた1人では何もできません。仕事をお願いしてください。
・指示出しは分かりやすく、的確、迅速、円滑、表情も意識してください。
・常に関係者との「認識」の擦り合わせをしてください。
・全てのタスクに期限と成果をつけてください。
・神は細部に宿ります。細かいところが結果に表れます。
・ミスは100%起こります。ミスをしないよりも、修正することです。
・常に臨機応変に対応すること。できるだけ迅速対応です。
・外部へのお願いは常に早めです。
・100%の準備をしても、50%はうまくいきません。
・指示出し、確認待ちでプロジェクトを止めず、常に動かしてください。
・数字管理における「目標」と「改善」を意識してください。
・最もレバレッジが掛かる分野を特定して重要性を理解してください。
・各ポジションの責任者まで決定してください。監修(チェック)
・中間目標(KPI)を決めて各担当者に意識させてください。
・プロとしての仕事が出来ているか?プロとしての意識をもってください。
・プランAが駄目だったときのプランBを準備、プランCまで構想に入れてください。

詳しくはこちらの記事にまとめていますので、是非ご覧ください。

スキル以上に大切なプロジェクトマネージャーに求める11の心得

2-2.プロジェクトマネージャーの仕事の特徴

プロジェクトマネージャーには、プランナー、コーディネーター、コミュニケーター、ネゴシエーター、リーダーといった、様々な役割があることを説明させていただきました。しかしこれだけではイメージも掴めないと思うので、プロジェクトマネージャーの仕事の特徴をご紹介します。

2-2-1.全体像を把握すること

プロジェクトマネージャーは、必ずプロジェクトの全体像を把握しておかなければいけません。プロジェクト開始前の企画から、プロジェクト終了後のフローまでを頭に入れておかなければ、今どこでプロジェクトが止まっているのか?どこでプロジェクトが止まっているのか?どこで問題がおこっているのか?把握することはできません。

2-2-2.全てに注意を払うこと

全体像を把握しながら全てに注意を払いましょう。プロジェクト最中は「いつ、どこで、どのような」アクシデントが起こるかは分かりまません。何か問題が起こってからでは遅いのです。問題が起こる前に準備して適切な配慮をこころがけましょう。

2-2-3.不十分な情報で意思決定を行うこと

プロジェクトに正解はありません。100%の正解はないと思わなければいけません。どれだけ情報を集め、どれだけ正しいと思って実行した選択も間違えるときは間違えます。そして失敗するときは失敗します。大切なことは「正解はない」ことを受け止め、勇気ある意識決定をしていくことです。そして誤りがあったらスグに修正するです。

2-2-4.プロセスを意識する

プロジェクトマネージャーはプロセスを大事にしなければいけません。どんな小さい1つのタスクでもプロセスを作り、どういう手順で物事が成し遂げられるのかを把握していなければいけません。プロセスがあることで、どこで問題が起きたか?どこが悪かったのかが分かるようにないrます。

2-2-5..プロジェクト本意であること

プロジェクトの成功こそが、プロジェクトマネージャーの成功です。プロジェクトの成功から遠ざける行為や施策は今すぐ辞めるべきですし、チームメンバーにもそのような意識を植え付けなければいけません。

2-3.プロジェクトマネージャーの3カ条

プロジェクトマネージャーの仕事の特徴を並べてみました。

ただ、極論になりますが、これだけは守るべきプロジェクトマネジメントの3カ条があります。プロジェクトマネージャーは、常にこの3つの「べからず」を意識し守らなければいけません。

1. 仕事の枠を超えるべからず
2. 締め切りを破るべからず
3. 予算を超えるべからず

すべてのプロジェクトでは、必要以上の仕事は必要ありません。

あらかじめ求めらる水準で仕事をこなされるべきです。そしてあらかじめ設定した締切・期限で仕事は行われ、あらかじめ設定した予算内でプロジェクトは完結されるべきです。

プロジェクトマネージャーは計画通りに、プロジェクトを完了させるのです。それがプロジェクトマネージャの仕事です。

2-4.プロジェクジェクトマネージャーが注意すること

プロジェクトマネージャーが注意するべきことがあります。

プロジェクトマネージャーの個人的な目標や価値観で、プロジェクトを右往左往させないことです。プロジェクトマネージャーも人間だからこそ、個人的な情だったり、価値観だったり、信念だったりがあるものです。

このプロジェクトマネージャーの「個人的」な思考・思念・価値観がプロジェクトに反映されると、ときに危険な自体を引き起こすことがあります。

そのため、プロジェクトマネージャーは以下の点に気を使うべきです。

2-4-1.個人的な信念・価値観・意図を理解する

プロジェクトは2人以上のメンバーから成り立ちます。プロジェクトマネージャーは関わり合うメンバーの個人的な信念・価値観・意図を理解するようにつとめましょう。

2-4-2.プロジェクト本位にさせる

もしプロジェクトの成功から遠ざける価値観・信念をもったメンバーを見つけたら、その価値観や信念を止めさせる必要があります。またその問題が大きければ、一刻も早くメンバーをプロジェクトが外す勇気をもたなければいけません。

2-4-3.外部メンバーへのネゴシエーション

プロジェクトでは外部委託のメンバーに仕事をお願いすることもあるでしょう。特にオンライン系のプロジェクトでは自分以外は外部メンバーといったこともあります。こういった外部のプロジェクトメンバーは、コミニケーションがとりずらい環境下にならざる終えません。だからこそより一層密接な関係になれるよう、できるだけ直接会う機会を設けたり、ビデオMTGすることをこころがけましょう。

2-4-4.メンバーの関係性をとりもち、同じゴールを目指す

優れたコミニュケ−ターとなることもプロジェクトマネージャーの仕事の1つです。メンバー内の関係性をとりもち、同じゴールに向けさせるように、マネジメントしていく必要があります。

2-5.優れたプロジェクトマネージャーになるためのスキル

優れたプロジェクトマネージャーになるために、以下のようなスキルを高めましょう。

2-5-1.注意力を高める

プロジェクトマネージャーは心配症であるべきです。心配すぎて眠れないという意味ではなく、常に注意力が高いという意味で捉えてください。プロジェクトでは問題や危険がいつ起きてもおかしくありません。だからこそ、危険な状況を一早く予感して察知し、問題解決にしていく能力が必要とされます。

2-5-2.楽観的であること

注意力が高ければ、プロジェクトの最中は心配することも多くないます。そんな中でもオプティミスト(楽観主義)であるべきです。ポジティブにプラス思考で考え、物事はうまくいくという前提でプロジェクトを進めましょう。プロジェクトマネージャーが悲観主義すぎれば、マイナスなイメージや雰囲気がチーム内に漂う可能性が高いです。もちろん悲観主義として、心配することも大事です。バランスが大事です。

2-5-3.指示を出しが仕事だと認識すること

プロジェクトマネージャーのメインの仕事は、仕事を振ること、指示を出すことです。指示を受ける方ではありません。たとえ自分が作業をするタスクがあったとしても、自分のタスク管理だけで精一杯になるのではなく、プロジェクト全体の管理を常に意識しておきましょう。

受動的で指示待ち人間ばかりが集まったプロジェクトは止まりがちです。プロジェクトマネージャーは指示を常に出し、プロジェクトを常に動かす。チームメンバーにも能動的な姿勢を求めましょう。

2-5-4.全体像を把握すること

プロジェクトにおいて全体像を把握力は重要です。日頃からビジネスの全体像を把握するように意識しましょう。今回のプロジェクトが、顧客、メンバー、会社、ビジネス、社会、家庭…ありとあらゆる側面に与える影響はなんだろうか?あなたがプロジェクトの全体像を理解していなければ、もしプロジェクトの軌道がズレたときに、修正することは不可能です。

2-5-5.人間理解に励むこと

プロジェクトは常に人間同士の中で行われるます。顧客への対応、チームメンバーへの対応、すべてが人との関わりです。プロジェクトでは人間関係の摩擦や衝突も多いです。1人1人へのリスペクトを忘れず、建設的に解決できるように人間関係を積み上げましょう。

2-5-6.意思決定力を磨くこと

プロジェクトは常に選択の連続です。そのときの行動が正解か不正解どうかはそのときには分かりません。後になってはじめて正解か不正解が分かります。プロジェクトマネージャーは常に100%ではない不十分な情報下で意思決定を下さなければいけません。そのときに最善だと思った選択をとっていくしかないのです。決断することに躊躇してはいけません。一つの決断の遅れは、プロジェクトの成功を一つ遅らせます。

2-5-7.社交術を学ぶこと

プロジェクトマネージャーは人間関係を育むために、良いコミュニケーターであり、人間関係を構築する社交家の一面を持ち合わせる必要があります。権威があるから人は人についていくのではありません。好感や信頼がもてるから、人は人についていくのです。ヘミングウェイの言葉をかりるなら、まずを心から人を信頼して愛そう。そうすれば自分も信頼され愛されるようになります。

2-5-8.政治力の大切さを理解すること

政治力と効くと嫌感を抱く人が多いかもしれません。しかしプロジェクトマネージャーには政治力が大事です。もしチームメンバーが全員が、あなたの意見に反対したとしても、あなたはその意見に背き、自分の選択をとらなければいけないときがあります。

そんな時、チームメンバーから「リーダーの意見なら仕方ない、どこまでもついていくよ」と思ってもらい、ついてきてもらう政治力が必要です。政治力はときに外部との交渉やあらゆる面で重要になってきます。

3.具体的なプロジェクトマネージャーの仕事

では、具体的にプロジェクトマネージャーが何をすればいいのか?を解説していきます。

既に前回の記事でお伝えしたように、プロジェクトでは「計画・実行・管理」の3段階のプロセスによって行われるます。プロジェクトマネージャーは、上の3段階を管理する必要があります。

>> PMとはプロジェクトマネジメントの意味。どんな仕事も成功させるスキルだと断言する。

プロジェクトマネージャーが行うことは、上にあげた「企画プロセス、計画プロセス、実行プロセス、管理プロセス、完了プロセス」を管理することです。

基本的には、チームメンバーに実務をこなしてもらいながら、これらのプロセスを管理することがメインになると思います。しかし、もしあなたが起業家で人に仕事を振る予算もなく、スタッフもいないのなら、上にあげたプロセスの実務までを全て自分で行う必要があります。

プロジェクト・マネージャーは、プロジェクトにおける目標、スケジュール、リソース、タスクなど、様々な要素をすべて視覚化する必要があります。

これらの具体的な仕事は、長くなるので別記事に記載したいと思います。それまで少々お待ち下さい。

4.まとめ

プロジェクトマネージャーの仕事は、プロジェクトを成功させること。

リーダーシップを発揮して、メンバーを動かし、プロジェクトを推進させ、成功に導かなければけません。そして、プロジェクトマネージャーは「プロジェクト第一主義」になる必要があります。

時に非道理で、薄情だと言われるかもしれません。しかしそれは人の上に立つリーダーの宿命であることを忘れてはいけません。プロジェクトマネージャーに必要なのは、起業家精神そのものです。

1つ覚えておいて欲しいことは、プロジェクトを成功させる責任を負うということは、成功したときに、その分の見返りが必ずあることを意味します。

それはお金かもしれないし、人望やスキルかもしれない。とにかく人生においてかけがえのない成功を掴むことができるのです。

プロジェクトマネジメントはビジネスを成功させる上で重要なスキルであり、学ぶ価値があるものです。頭でっかちにならず、実践しながら学んでいくことをオススメします。

5.編集後記.優れたアイディアを実現する駒

私は海外に住んでいるのですが、数千万円、数億円の不動産を即決でぽーんっと購入する人がいます。それも、スーパーマーケットの路面で売っている不動産です。(シンガポールやマレーシアでは、スーパーマーケットで不動産を売ってたりするんですよ。)

本当に金持ちなんです。

生まれたときから年収1千万円確定という、根からの金持ちがたくさんいます。こういった金持ちは家族がそういう投資家系なわけですから。昔から投資(事業投資・不動産投資など)の知識を、親から教わっていたりします。

そのためいつでも何かに出資したり、投資したくてたまらなくうずうずしています。

こーいうのを現実的に見てしまうと、本当に羨ましいかぎりでもあるのですが、羨ましいと思っても何も始まりませんよね。では、自分は一体何をすることができるのか?と考えるわけです。

華僑の教えに、「ビジネスをするなら金を出す人、アイディアを出す人、実現する人が必要だ」という考えがあります。

ビジネスをするなら3種類の人間が必要で、この3種類を揃わなければビジネスはスタートしてもいけないし、逆に、3人揃うことでビジネスが加速的に飛躍するという考えです。

ビジネスではいくら優れたアイディアがあっても、どれだけお金があっても、それを実現する人が必要です。だからもし、お金もアイディアもないのであれば、ビジネスを実現できる人になる必要があります。では、どんなスキルを磨けばいいのか?

私はこのビジネスを実現する力は、「プロジェクトマネジメント」のスキルにあると思います。なぜなら、何度も書いているようにビジネスを成功に導くスキルだからです。あなたは一体何のスキルを学びますか?

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