1. TOP
  2. IT・マーケティング
  3. 市場規模で見るマーケティングオートメーション流行の裏側

市場規模で見るマーケティングオートメーション流行の裏側

萩野
今日のテーマは「マーケティングオートメーション」について

日本では「2016年はマーケティングオートメーション元年」らしいです。ということで、2016年はマーケティングオートメーションという言葉を耳にする人も多かったと思います。

これだけMAが注目される背景には何があるのでしょうか?

先日私のクライアントにこのように聞かれました。

クライアントA
「マーケティングオートメーションって大企業のためのものでしょ?」

実際に、私のクライアントにはこのように思っている方がたくさんいます。

私達のような中小零細の「年商10億円規模」の会社にとっては、マーケティングオートメーション(MA)は自分達にとっては関係のないことだと思われがちです。

しかし、私は、「いえいえ、そんなことありません。」と伝えています。

なぜなら、マーケティングオートメーション(MA)のツールを使うかどうかはともかく、MAのそのものの考え方についてはしっかりと学ぶ必要があるからです。

MAについては既に色々な記事で説明しているので割愛します。以下の記事でおさらいしてみてください。

とにかく、もしインターネットを使ってリスト(見込み客)を集客しているのであれば、どんな企業もマーケティングオートメーションの概念を学ぶ必要があると思います。

そこで今日は、マーケティングオートメーションの市場規模から分析する、その重要性について学んでいきましょう。

このページの登場人物
萩野めぐみ
●女性WEBコンサルタント件マーケッター
大学時代にマーケティングを学びその面白さにドップリハマる。その後コンテンツ販売のマーケティング会社勤務。従業員10名前後の中小企業を対象にインターネットを使った集客方法やマーケティング戦略を教えている。美容やお洒落よりも仕事が好き。最新のデジタルマーケティングやテクノロジー分野に興味津々。>> 詳しいプロフィールはこちらから
日向桔平
●海外在中のWEBマーケッター
大学時卒業後に、WEBマーケティング会社に入社。プロジェクトリーダーとして累計数十億円以上売り上げるローンチを経験を積み独立。現在は海外に移住して日本の中小起業のWEB周りのアドバイスをしている。思春期に読んだアリストテレスの二コマコス倫理学が人生のバイブル。>> 詳しいプロフィールはこちらから

1.マーケティングオートメーションの市場規模を見てみよう

基本的に何かを分析したりするときは、物事の大局から見つめることが重要だと言われていますね。大きな流れから物事を分析することは大切なことです。

まずは軽くマーケティングオートメーションの市場規模について見ていきましょう。

1-1.米国のBtoBマーケティングオートメーションの売上高について

萩野
ぷるぷるぷるぷる(今日はGoogleのハングアウトでビデオ通話)
萩野
あ、桔平、今日はどこにいるの?日本の携帯繫がらなかったよ。
日向
もしもし。今日はシンガポールでチキンライス食べてるよ
萩野
昨日まで、日本だったじゃん。(笑)
日向
まあ飛行機で7時間くらいだからね。スグだよ。
日向
ほら。これ。

萩野
チキンライスって日本のとは違うんだね。
(ケチャップライスみたいなものを想像してた)
萩野
・・・・(美味しそうだな)。
日向
で、今日はどうした?
萩野
あ、マーケティングオートメーションって知ってる?
日向
うん。もちろん知ってるよ(むしゃむしゃ食べながら)
日向
MAのことでしょ?
萩野
そう。最近クライアントがすごく興味をもってるの。
萩野
ただ日本だとMAの情報があまりなくて。
萩野
桔平は海外マーケティングに詳しいでしょ?
日向
まあ、一応な。
萩野
ちょっと詳しく教えてよ。
日向
わかったよ。
萩野
まず市場規模のこととか分かる?
日向
いや、正確に調べたことない。
萩野
えー
日向
あ、ちょっと待って。
日向
ガサガサガサ(カバンを漁る音)
日向
ほら、これ見てみて。
萩野
なにこれ?
日向
ちょっと古いんだけど、米国のRaabAsociatesの調査結果。
萩野
Raab??
日向
アメリカにあるマーケター向けコンサルティング会社だよ。
日向
2014年2月に発表した「Raab Associates 2014 VEST」だったかな。
日向
米国のBtoBマーケティングオートメーションの2009年〜2014年までの売上について書かれている。
日向
年率50%で成長して、2014年まで急上昇している。

日向
米国のBtoBマーケティングオートメーションのベンダーの売上高
・2009年 1億ドル
・2010年 2億2500万ドル
・2011年 3億2500万ドル
・2012年 5億ドル
・2013年 7億5千万ドル
・2014年 12億ドル
萩野
あれ、今って2017年だよね。
萩野
アメリカは2009年からMAで1億ドルの規模があったの?
日向
そう。1億ドルだから、120億円の規模だね。
(1円=120円計算で)
萩野
そんなに前から・・・(8年前じゃん)
(わたしFacebookもやってない時期だよ)
萩野
やっぱり、アメリカって進んでいるんだね。
日向
実際のところ、アメリカでは1980年からマーケティングオートメーションという言葉は興味をもって検索されていたらしいよ。
萩野
うそーーん。(私の生まれる前じゃん。)
日向
2000年の前後には、既にアメリカでは関心のある分野だったみたい。
萩野
おお・・・・

1-1-2.世界規模のマーケティングオートメーション市場規模

日向
次に、世界に眼をむけてみよう。
萩野
ピコーン!!(チャットの音)???
日向
今、URL送った。
萩野
なにこれ?
日向
MarketsandMarkets(マーケッツアンドマーケッツ)の調査記事
萩野
MarketsandMarkets?
日向
市場調査レポート発行数で有名な会社。
日向
世界2位のコンサルティング会社でもあった気がする。
日向
世界中のマーケティングオートメーションの市場規模について。
マーケティングオートメーションの市場規模は、世界規模で考えれば2014年には36.5億ドル。(約4526億円 ※1ドル124円換算)2019年には55億ドル(約6820億円)にまで拡大すると予測しています。デジタルマーケティングジャーナル
萩野
2014年で、約4526億円。
萩野
一気に大きな数字になったね。。。
萩野
さらに2019年までは、年率10%近くで成長する…
日向
2019年には、約6820億円。
萩野
もうなんか数字がでかすぎてよく分からないよ。
日向
そうだね。こんな数字ただのデータだからさ。
日向
別にそんなの気にしなくていいよ。
萩野
え?!
萩野
(そういえば桔平は、データを頻繁に引用してくるくせに、あんまりデータを信じない人間だったな..(笑)
日向
なんかいった?
萩野
いや、なんもないよ(焦)
萩野
これ、日本だとMAの数字はどうなんだろう。
日向
そうだね、現実的に日本で見てみよう。
クライアントA
次は日本で見てみましょう。
ポイント:世界におけるマーケティングオートメーション
何かを調べるときには基本的に大きなカテゴリーから小さなカテゴリーと移行していくと話が分かりやすい。今回はMA市場規模を世界的な規模からみていくのだがハッキリ言って数字をみたところでピンとこない人がほとんどであろう。

中小零細企業にとって、こういった世界規模の大きな数字はピンとこないし実感も湧かないものだ。ただ頭の片隅にこれくらいの規模なんだとMAの市場規模感をいれておくのは良いことだし、世界の流れを把握することで日本の流れも分かるようになってくるものだ

1-2.日本におけるマーケティングオートメーションの市場規模について

日向
これもさっきのMarketsandMarketsの記事に書いてあるよ。
日本国内マーケティングオートメーション市場の規模は、2014年の約326億円から2019年には約491億円程度になる見込みだと言われています。だが国内マーケティングオートメーション市場は米国や欧州と比較するとまだまだ概念が浸透し始めたフェーズであり、実際には300億円を上回っているというような実態はなさそうに思える。
デジタルマーケティングジャーナル
萩野
まだ日本だと市場規模が小さいみたいね。
日向
そうだね。
日向
ただますます右肩あがりに伸びる市場であるのは間違いないね。これを見て見て。

1-2-1.グーグルトレンドによるキーワード検索

日向
これ、Google Trendsからの引用。
萩野
グーグルトレンドね。検索のトレンド水準が見れる。
Google Trends(グーグルトレンド)について
萩野
Googleトレンドは、Googleが提供している無料のキーワード調査ツールのことです。このツールを使うことにより、急上昇しているキーワードや、今トレンドになっているキーワードランキング、過去のキーワードの検索推移などを調べることができます。しかも無料で。GoogleトレンドはSEOでは必須のキーワード調査ツールなのです。

>> Google トレンド

日向
そう。
日向
さっき、マーケティングオートメーションで検索してみた。

萩野
日本では2014年から一気に注目されているね。
日向
でもその頃アメリカでは12億ドルの規模だね。
萩野
1440億円市場ってことね。
萩野
やっぱりアメリカは先をいってるわ…
萩野
2016年にピークが来てからは少し落ち込んでるけど
恐らく今後2017年以降はさらに右肩あがりに成長していきそうね。

1-2-3.グーグルアナリティクスによるキーワード検索

日向
キーワードプランナーでも調べてみたよ。
萩野
さすがじゃん!
日向
え!?さすがだって!?
萩野
い、いやなにも…
キーワードプランナーについて
萩野
キーワードプランナもGoogleが提供している無料のキーワード調査ツールのことです。このツールを使うことにより、キーワードの検索ボリュームが分かります。

ライバルのサイトのURLを貼り付けることで集客しているキーワードも分かるのです。しかもこれも無料で。ただ昨年2016年より変更がありました。Googleに広告費を一定数払っていない方は検索数の数値が曖昧になって表示されます。ただ、無料で使えるツールではありますでぜひ使ってください。サイト系のビジネスをやる方は、キーワードプランナーは必須です。
>> キーワードプランナー

日向
キーワードプランナーの検索数は6,600だった。
日向
また、実際に「マーケティングオートメーション」をキーワードプランナーにかけてみると、月間の検索数は6,600という数字です。

萩野
「コンテンツマーケティング」
「デジタルマーケティング」
といったキーワードと同じ検索ボリュームじゃなかったけ。
日向
そうだね。
「コンテンツマーケティング」8,100
「デジタルマーケティング」5,400
だね。
萩野
ほらそうでしょ!?
日向
よく覚えてるね。(笑)
萩野
コンテンツマーケティングと同じ位とはいえないけど、
6600もあったら影響力あるよね。
日向
2,014年はオウンドメディアの年だったもんね。
日向
2016年がマーケティングオートメーション元年と呼ばれているんだ。
日向
つまりこれから、もっと検索数は伸びてくるよ。
萩野
どちらせよ、右肩あがりに成長している市場ってことね。
ポイント:日本におけるマーケティングオートメーション
Googleアナリティクスやキーワードプランナーを使うことによって具体的なインターネット上の数値を測ることができる。

今ではインターネットを使わないユーザーはいないくらいだからこそ、中小零細企業にとってこういった数値が無料で手に入るということは簡単にリサーチができるようなったということだ。こんなに便利な便利ツールを使わないことはない。

2.なぜ、マーケティングオートメーションが流行するのか!?

では、なぜマーケティングオートメーションが流行したのかを分析していきましょう。

MAが流行した背景を分析しても具体的に得られるものは特にないと思います。しかし、そういった背景を見つめることで得られる知見もあるのではないのかなと思います。

2-1.MAがアメリカで流行していたから

先ほどの事例にあげたように2014年頃では、アメリカではマーケティングオートメーション(MA)という言葉は普通に使われ、当たり前に利用されていました。

2014年当時、米国のマイクロソフトで働いている友人と話したことがあります。そこで、今ようやく日本でMAが流行しそうだということを伝えました。するとその友人はアメリカでは当たり前のようにMAは導入されていると言っていました。基本的にアメリカで流行しているものが、日本で流行するというのはあると思います。

こーいうのをタイムマシンビジネスと言ったりすると思いますが、マーケティングオートメーションもその1つです。言葉がキャッチーなだけに、日本では何もせずともバズ(拡散)キーワードになるのは必然的なところもあると思います。

日向
MA(マーケティングオートメーション)といえば、最新のテクノロジーと思われがちですが決してそうではないってことだね。
萩野
MAのシステム的にできることは多くなったけど、MAの概念自体は当たり前の認識として使われていたんだね。

2-2.テクノロジーが進化したから

世界的にAI(人口知能)やVR(バーチャルリアリティ)が流行しています。

このようにテクノロジーは進化しています。WEBマーケティングは元々数値化(データ化)することに長けている分野でしたが、そういったテクノロジーの発達により、あらゆるデータを計測するようになりました。それがマーケティングオートメーションツールの開発に繫がっています。

日向
MAではインターネット上でのあらゆるデータを可視化できるようになりました。

2-3.顧客の価値観が細分化したこと

「何が正義で何が悪なのか?」「何が正解で何が間違いなのか?」このような価値観は全て個人により異なります。それはいつの時代でもそうでしょう。

ただ今は情報化社会となりました。インターネットを使えば誰でも簡単に情報にリーチできるので昔よりも様々な価値観が生まれています。色々な価値観をもった人がいる。つまり、顧客ニーズが細分化されているということです。

こういった価値観多様な時代に求められるのは、ひとりひとりの顧客の価値観にあったマーケティングです。ONE to ONE マーケティングと言われます。マーケティングオートメーションはそれを叶えます。

日向
マーケティングオートメーションは、ONE TO ONE マーケティングとも言われているんだ。
萩野
ど顧客ニーズが様々だからこそ、ひとりひとりに合った提案や商品が必要ということね。

2-4.インターネット市場が拡大したから

インターネットでビジネスをする人にとってのメリットとして、様々な数字が分かるということがあります。

雑誌やテレビではどの広告からお問い合わせがあったなど、正確な数値を測ることができません。しかしインターネット広告は違います。あらゆる数字(データ)から顧客を分析することができます。

現在SNSの出現や無料動画媒体の出現により、どんどんインターネットを使う人が増え、急速にインターネット市場は拡大しています。もちろんマーケティングオートメーション(MA)が活躍する場所は、拡大しているインターネットを介す市場です。

インターネット市場が大きくなるほど、MAの市場も大きくなると言えます。

萩野
うちのお婆ちゃんまでスマホ見てるしね。
家族のコミニケーションはライン依存だわ。

2-5.そもそも日本がマーケティングが弱いから

日本は「良いモノを作れば売れる」という価値観で成長してきました。そのため極端にマーケティング・セールスといった分野が弱いです。ではどうすればいいのか?それはマーケティングとセールスの効率を上げることです。

マーケティングオートメーションの歴史を紐解くと分かります。マーケティングオートメーションは
見込み客の中でも購入意識が高い顧客を見つけ出すことからはじまります。

そしてしっかりと見込み客が購入意識が高い状態にして、営業がクロージングをかけてもらうために開発されたのがマーケティングオートメーションなのです。

萩野
BtoBのMAの歴史は、社内のマーケティング部が購入意識の高い見込み客を、営業に渡すことができてないところを問題視されてつくられたとも言われているよ。
日向
でもこれがそもそもの理由だな。

日向
まだまだ話さないといけないことがあるけど、そろそろ店でるよ。
有名店だからさ、混んでるみたい。
萩野
ありがとう!気をつけてね。
日向
はーいまたね。ブツっ…ツーツーツー
萩野
シンガポールのチキンライス、美味しそうだった…

\ SNSでシェアしよう! /

ローンチ島の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ローンチ島の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • Mauticでステージを設定する方法

  • コピーライティングの仕事だけで稼げると思ったら大間違いだ

  • Mauticの9つの機能で無料でマーケティングオートメーションが実現

  • 鉄板のストーリーマーケティングの型と活用事例

  • マーケティングオートメーション導入で失敗しない7つのポイント

  • 見込み客を集客する31種類のリードジェネレーションの手法