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Mauticの9つの機能で無料でマーケティングオートメーションが実現

今回のテーマは.注目の「Mautic」について。

クライアントA
「マーケティングオートメーションを無料ではじめられる凄いツールがあるって聞いたんだけど、知っていますか?」

はい!マーケティングオートメーション(MA)を無料ではじめられるツール

それが「Mautic(マウティック)」です。

Mauticは世界で唯一のマーケティングオートメーションのオープンソースです。資金が多くない中小企業や個人企業家が手頃にマーケティングオートメーションをはじめるにはもってこいのツールといえるでしょう。

マーケティングオートメーション(MA)は、あらゆるマーケティングを効率化して業務を自動化してくれます。ビジネスにおいて魔法のような効果を生み出すことでしょう。しかし、マーケティングオートメーションを実現するには「MAのツール」が必要です。

このMAのツールは日本でも様々な会社が導入していますがどれも高額のばかりです。そのため、マーケティングオートメーションを自社に取り入れるにはある程度の資金が必要でした。

しかし、「Mautic(マウティック)」を使えば、無料でマーケティングオートメーションをはじめることができます。

今日はそんな「Mautic(マウティック)」を解説します。

1.Mautic(マウティック)について

まずはMautic(マウティック)について簡単に理解していきましょう。

1-1.Mauticとは?

Mautic(マウティック)は米国で生まれた世界発のオープンソースのマーケティングオートメーションツールです。マーケティングオートメーション(MA)とは何か?というのはこのサイトでも多く取り上げているのでここでは割愛しますので、詳細は以下をご覧ください。

マーケティングオートメーションとは|初心者でも分かるMAの仕組み

マーケティングオートメーションを行うには「MAのツール」が必要です。

このツールは通常有料のものばかりなのですが、オープンソースとして開放して、誰でも無料で使えるようにしたのが「Mautic」です。

Mauticではマーケティングオートメーションで必要になるベーシックな機能を搭載しており、中小企業や個人企業でも簡単にマーケティングオートメーションをはじめることができるようになりました。

1-2.Mauticの開発者は?

「Mautic」のファウンダーでもあるDavid Hurley氏は、マーケティングオートメーションのオープンソースがないことを発見して、ないなら作ってしまえ、ということで作ってしまった、それが「Mautic」だそうです。

デジマラボさんの以下の記事がたいへん参考になりますので時間があるときに見てみてください。

Mauticは、オープンソースであることによる資金面の悩みをクリアにするだけでなく、無駄を省いた使いやすい管理画面が特徴です。中小企業の悩みである「資金面」「技術面」の2つの壁をクリアにするように作られています。

日本では「Mautic」ユーザーはまだ少ないですが、世界に目をむけると口コミのみだけで導入10万社達成をしているそうです。日本人や台湾人におなじみのLINEとの連動もありそうで、これから更に盛り上がることでしょう。

1-3.Mauticを使うべき人は?

ご存知の方も多いと思いますが、マーケティングオートメーションといえば、「Marketo」や「Hubspot」などの企業が有名ですよね。

MarketoやHubspotのマーケティングオートメーションツールは、Mauticよりも機能が多いぶん、値段が高額になりやすいです。そのため従業員が多い企業や資金がある会社がターゲットです。

逆に「Mautic」のターゲットは、中小企業・個人企業にむけられていると考えられます。

スモールビジネスといわれる店舗系ビジネスや通販ビジネス、個人における士業系やネットビジネス関係者まで幅広い層に使いやすいツールだといえます。

無料でマーケティングオートメーション小さく始めたい企業にとって、Mauticはもっていこいのツールだといえるでしょう。

1-4.Mauticの目的とゴール

Mauticはあくまでマーケターが利用するためのツールとして作られています。

ツールやシステムというのは、機能を詰め込みすぎればすぎるほど複雑になります。複雑になればなるほど、分かりずらいものとなり、利用する人にとってやりたい施策を実現するまでが大変になる傾向があります。

Mauticはその点、誰でも理解でき、実際に使える、というところに重点をおいて開発されています。

マーケッターが売上をUPさせたり、効率を高めるために、その都度ツールの使い方で悩んでいては本末転倒です。しっかりと理解できるシステムを使ってもらうことで、マーケティングオートメーションが実践しやすくなります。

2.Mautic(マウティック)の機能

ここで、Mauticのメインの機能を見て行きましょう。

Mauticは無料のオープンソースですが、有料のマーケティングオートメーションツールに引けをとらないほど優秀です。以下にMauticでできることメインの機能を書き出しました。

2-1.リード管理機能

リード(見込み客)を管理することができます。Mautic専用のタグを自社サイトにいれておくことでリード(見込み客)の行動履歴を追いかけます。

例えば、IPを利用して、Aさんが1年前に自社サイトに訪れたことがわかります。さらにそのAさんが、3ヶ月前に再度アクセスがあったこともわかります。そして、1ヶ月前から自社サイトのブログをたくさん見てくれていることも分かります。

そして、昨日Aさんが自分たちのホームページにアクセスしてくれて、メールアドレスを登録して資料請求してくれたとしましょう。そのときはじめて「Aさん」という人間が「仮)前田太郎」さんという名前が分かります。Mautic上で前田太郎さんの情報が上書きされます。

そこではじめて、前田さんは、1年前も、3ヶ月前もアクセスしてれていて、ようやく資料請求してくれたと分かります。つまり前田さんは1年前からあなたのホームページを見てサービスに興味をもってくれていたことが分かるのです。

このように、前田太郎さんという人間が、資料請求までに何回自社サイトを訪れて、いつ資料請求して、その後の動きまですべてわかるようになります。

リード管理機能などの設定はこちらからご覧ください。

Mauticでタグを設定をしてトラッキングする方法

Mauticにリード・リストを登録する方法(手動とCSVファイルアップ)

2-2.フォーム作成機能

Mauticでは、リード(見込み客)の情報を収集するためのフォームを作成することができます。

資料請求、体験、アンケート、アドレス収集、プレゼント、といった様々な用途で使い分けることができるフォームを作成することができます。

Mauticでお問い合わせフォームを作成する方法(資料請求・アドレス取得)

Mauticにリード・リストを登録する方法(手動とCSVファイルアップ)

2-3.キャンペーン作成機能

Maucic以外のMAシステムでは、シナリオとも言われる部分です。

リード(見込み客)がフォーム登録後にどのように対応するかを分岐をつくりながら設定することができます。

例えば「前田太郎さん」がフォーム登録したあと、自動返信を開封していれば、次のメールを送り、資料をダウンロードしてくれたら、お礼のメールを送り、セミナーにきてくれたら、商談にもっていく。

このようなAをしたらBをする、CをしたらDをするといったようなマーケティン活動を組むことができます。マーケティングオートメーションでは、このようなフローを仕組み化&自動化できるようになります。

2-4.スコアリング機能

Mauticでは、リード(見込み客)に点数をつけることができます。これはキャンペーン機能と合わせて使う機能ですが、ユーザーに点数をつけることで行動を変えることができます。

例えば、資料請求をして、毎回メールを読み、ブログも見てくれ、セミナーにも来てくれたリード(見込み客)に対しての対応と、資料をダウンロードして開封もしてくれてないリード(見込み客)への対応は違いますよね。

このように、見込み度が違うリード(見込み客)に対して、ひとりひとり点数をつけることができる機能をスコアリングといいます。

具体的には、メールを開封するという行動をしてくれたら10点、セミナーに来てくれたら50点という風に点数をつけることで、100点以上のリード(見込み客)は優良見込み客だという判断をすることができるのです。

Mauticでスコアリングをする方法

Mauticで特定のページをスコアリングをする方法

2-5.メール配信機能

リード(見込み客)に対してのメールを送ります。

開封率やクリック率を計測することができるので、それぞれのリードがどのくらい興味をもってくれているのかを計測することができます。もちろん他社メール配信業者と連結してメールを送ることもできます。

Mauticを使ってリード・リストにメールを送信する方法

2-6.ランディングページ作成機能

Mauticではランディングページ作成機能もあります。リード(見込み客)を集めるページとして活用できるテンプレートが用意されています。ただランディングページに関しては別サイトで作成して、Mauticのタグを入れておくのが個人的にはオススメです。

MauticでLP(ランディングページ)を作成してPVを計測する方法

2-7.アセット機能

アセットというのは資産のことです。Mauticでいう「資料」「レポート」「動画」といったコンテンツのことをいいます。Mautic上でこのようなコンテンツを管理することで、ダウンロードしたかどうかの行動履歴を見ることができるようになります。

MauticでPDFファイルをアップロードする方法(アセット)

2-8.トラッキング機能

ページ、フォーム、アセット、メール、キャンペーンなどを通じて、Mauticでトラッキング(追いかけ)ができます。つまりリードがどのような行動したのかどうかが分かります。

Mauticでタグを設定をしてトラッキングする方法

2-9.レポート機能

リード(見込み客)の反応や行動をレポートとしてはき出すことができます。

Mauticでメールの開封率・クリック率を確認する方法

3.Mautic(マウティック)の使い方・用途

Mauticをどのように活用するのかを考えてみると、自社ツールとしてただ使うだけでなく、クライアントのために使ったり、商用利用するという手段もあります。

3-1.自社で取り入れる

まずは自社でMauticを取り入れてみましょう。実際にツールを使うことでマーケティングオートメーションとして出来ることや、出来ないこともわかるようになります。

まだマーケティングオートメーションを実践したことがない方こそ、まずはMauticを使って無料でMAの世界に触れてみるみるべきです。使い方によっては、すぐ売上UPや業務効率化に役立つこともあるでしょう。

3-2.クライアントに利用する

自分達で使い方を覚えてきたら、クライアントにMauticを役立たせることができます。

Webコンサルティング会社やWebマーケティング会社にとって、Mauticで収集できたデータは非常に価値の高いものになります。Mauticを通してクライアントの業績アップに直結するデータを収集して、施策をおこなうことが可能になります。

3-3.自社で開発する

Mauticはオープンソースである以上自由に開発することもできます。足りない機能や、物足りない箇所があれば自社開発してパワーアップさせることも可能でしょう。

メール配信、スコアリング、シナリオ、トラッキング、アセットなどなど、様々なところで物足りないところをチェックしておくのが良いかもしれません。

3-4.自社で販売する

WordPressなどの例に見られるように、Mauticベースのものを自社で商品化して販売することも可能です。

ソースを改変して有料で販売しても、有料でクラウドサービスとして提供することもできます。しかし、オープンソースである以上成約があります。

  • 1.著作権表示をすること
  • 2.作成者は責任を負わない(無保証)
  • 3.ソースコードを公開すること
  • 4.自由に改修OK
  • 5.GPLv3のソースコードを組み込んだソースコードはGPLv3で公開すること

つまり、Mauticをベースに何かを販売しようとするなら、ソースコードを公開しなければいけません。そして同じGPL version 3によって誰にでも無料でライセンスする必要があります。

4.Mauticのインストール方法

Mauticは無料版と有料版があります。

有料版は「Mautic Pro(有料)」という名前で用意されていますが、個人的には無料版で十分です。Mauticの無料版で十分すぎる機能が搭載されているので、すぐマーケティングオートメーションをはじめることできます。

詳しくはMauticの無料版のインストール方法をご覧ください。

3分でMauticをインストールして日本語化する方法

無料版のMauticはクラウド型と設置型の2種類が用意されています。

SaaS型とオンプレミス型ともいったりしますが、分かりやすいように認識できればいいと思います。クラウド型であれば3分でインストールすることができますし、オンプレミス版も30分以内に設定することができます。

5.Mauticをどのように活用するか

Mauticをどのように活用していけばいいのかという点を見ていきましょう。

5-1.Mauticを導入して設定する

まずはMauticをインストールするところからはじめましょう。まずはツールをインストールして設定しなければ何もスタートしません。オープンソースである以上、資金もかかりません。まずは社内でテスト環境として取り入れてみるのが良いでしょう。

5-2.リード獲得&管理

Maticでフォームを作成してリード(見込み客)の情報を獲得しましょう。フォームを埋め込むサイトにはMauticのタグをいれておけば、登録前のリード情報まで見ることができます。

元々の既存のリード(見込み客)情報はCSVファイルをアップロードすることでMauticに取り入れることもできます。Mauticを使ってカテゴリごとにリード管理をすることで適切な対処ができるようになります。

5-3.リード育成と選別

リード育成は情報発信などを通じて「見込み客の購買意識を高める」ことにあります。Mauticを使ってメールを配信して見込み客のことを知っていきましょう。その過程で見込み客の興味・関心がわかるようになります。

また興味・関心の範囲や点数でカテゴリーを作成して、見込み度が高い人と低い人で対応を変えたり、興味や関心毎でカテゴリーを変えてフォローを変えたりすると、ビジネスとしての成果がまったく違ってきます。

5-4.シナリオ作成とスコアリング

登録してくれたリード(見込み客)に対してどのような施策をするのか?始まりから終わりまで計画をたてましょう。カスタマージャーニーと言われたりしますが、このシナリオをたてるのがマーケッターの仕事です。

購買心理学や社会心理学、進化心理学、認知バイアス…などなど様々な要素をとりいれて、リードが購入意欲をたかめてくれるシナリオを設計しましょう。そして自動化させましょう。

また、行動1つ1つにスコアリング(点数づけ)を設定することで、100点以上のユーザーには電話をしてもいいだろう、200点以上のユーザーには商談をしてもいいだろうといった、具体的なフローをたてることができます。

このシナリオ設計とスコアリングがマーケティングオートメーションにおけるメインの機能です。

5-5.PDCAサイクルを回し業務プロセス改善

リード(見込み客)を集め、育成し、購入してもらう。このプロセスを回していくうちに、効率が悪いところ、良い所が見えてくるはずです。

マーケティングオートメーションの良い所はデータや数字で分析ができるということです。マーケッターはPDCAサイクルを回し、無駄を省き、利益を生み出す活動をしていきましょう。

5-6.MA(リード管理)と顧客管理をする

Mauticに関わらず、MAツールが関係している分野は「リードの購入前」の段階です、あくまでMAツールは「顧客管理システム」ではなく「リード(見込み客)獲得&育成の最適化システム」といっていいでしょう。

MAを導入してセールスが成功していくと、ある程度ビジネス規模が大きくなっていっくでしょう。そうなると購入顧客のデータも膨大になってきます。その場合は、別のCRMシステムと組み合わせて使うのことも検討しましょう具体的にはSalesForce(セールスフォースなど)が有名です。

6.Mauticの使うマーケッターの心得

Mauticをどのように活用していけばいいのかという点を見ていきましょう。

6-1.ツールを使いこなすことでMAで出来ることがわかる

マーケティングオートメーションとはなにか?と解説している記事はたくさんありますがハッキリいって実践してみないとMAを理解をすることは難しいでしょう。

高額だったマーケティングオートメーションのツールですが、今、Mauticというオープンソースの無料のMAツールが出現しました。無料でマーケティングオートメーションが簡単にできるようになったのです。

マーケッターはMauticを活用して使ってみることで、はじめてマーケティングオートメーションの可能性と限界を感じることができます。Mauticというツールをまず使い倒してみてください。そうすることでマーケティングオートメーションを本当の意味で理解できるようになるでしょう。

6-2.自動化することが目的ではない

マーケティングオートメーションという言葉は文字通り、「マーケティングを自動化する」という意味になります。言葉だけを聞けばとてもクールですが、自動化することによる目的を1度見直す必要があります。

ビジネスの目的は1つです。より多くの利益を効率的にあげるためです。マーケティングオートメーションで自動化すること、ビジネスの利益に直結しなければ意味がありません。何のために自動化するのか?深く考えてみるのが良いでしょう。

6-3.Mauticがすべてではない

Mauticをマーケティングオートメーションツールとして紹介しましたが、Mauticが全てではありません。MarketoやHubspotといった素晴らしいMAツールがたくさんあります。有料な分、Mauticよりも優れている機能が搭載されているツールはたくさんあるのです。

マーケティングオートメーションの可能性に気づき、より効果を発揮したいのなら、大手ベンダーが提供しているMAツールを導入することも考えてみるのも良いでしょう。ただし、ツールも使いこなせなければ宝の持ち腐れです。まずはMauticで自分達がしたいこと確認する上で使ってみるのが良いですね。

6-4.セールスを不要にすること

ピータードラッガーはマーケティングをこう定義しました。「セールスを不要にする活動」だということ。マーケティングオートメーションはまさにドラッガーの定義するマーケティングに近づける概念です。

マーケティングオートメーションの本来の目的・出発点は「営業活動の効率化」することでした。

購入意欲の低いリード(見込み客)を営業にまわすのではなく、購入意欲の高いリードだけを営業部にまわすことで、ビジネス全体の効率がアップして利益に繫がります。

6-5.MAの可能性を探ること

マーケティングオートメーションを実践していく上で、色々な気づきがあるでしょう。ここをこうでいたら・・・、あそこをこんな風にできたら良いのに・・・そういった施策を実現できるかどうかはツール的な限界もあります。

Mauticはオープンソースであるので自社開発して利用することも可能ですし、バージョンアップして自社ツールとして商用として販売することもできるのです。(ソースの開示が義務です)

そういった意味で、Mauticを自社で使うだけでなく、クライアントに教えたり、提供したりすることもできます。Mauticを通じて色々な可能性がみえてくるでしょう。

まとめ

日本では、2016年はマーケティングオートメーション元年と呼ばれました。

Mauticの出現で、2017年は中小企業もマーケティングオートメーションを実践するところが増えてくるでしょう。従業員の少ない店舗ビジネスや、1人の士業ビジネスでもマーケティングオートメーションは使えます。

ぜひMauticを利用してマーケティングオートメーションをスタートしてみてください。

>> Mauticの無料版のインストール方法

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