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成人の君へ!フリーランス起業する前に知っておきたい7つのこと

 2018/01/07 生き方・ライフスタイル  

Photo by Ryoma Inoue

今回のテーマは「フリーランスで成功する方法」です。

成人の皆様おめでとうございます。

今日は成人の皆様に「フリーランス」という生き方についての可能性を説いていきます。

かれこれ僕は7年以上フリーランスとして活動してきました。

10代のころに投資や小遣い稼ぎをして開業資金をつくりました。そしてみなさんと同じ20歳で会社を立ち上げ、従業員を雇い、事業をおこしました。しかしこの事業は空中分解。従業員を雇うこともできなくなり撤退。

20代前半にして2,500万円の損失を出し家賃も払えなくなりました。

その後、1人起業家としてネットで稼ぎ、借金を返済し、23歳で海外移住をしました。海外法人もつくり、今は世界を自由に飛び回るトラベラーとして色々な国を周遊しながら仕事をするスタイルを楽しんでます。

今、僕には従業員はいませんし、自分の商品サービスもあるわけでもありません。ただクライアントの案件を受注しているだけです。もっと売上をアップする事業をしてもいいのかもしれないけど今は時間を優先しています。

そんな自分を、最近までフリーランスと思ったことはなかったのですが、今、周りにいる人達を見渡すと、自分も一種のフリーランスなのではないかと感じるようになりました。

商売ごっこからはじめて起業8年目ということで、そろそろ他人にアドバイスしてもいいのではないかと思い、今日この記事を書きます。

「7年前、20歳の自分がフリーランスとして成功したい!と思っているなら、今の僕ならこのようにアドバイスします。」というテーマで、僕なりのフリーランスについての考え方を書きます。

1.君はフリーランスという言葉に憧れてる?


そういえば2017年の年末、大阪の飲み会に参加したときに

「私、将来はフリーランスになるの」

という若い女性がいたことを覚えている。おそらく大学3年生とか4年生くらいの年齢だったから、20歳前半とかそのへんだと思う。

単純に凄いな!と思ったよ。

だって僕が20歳のときに「フリーランスになりたい!」なんてことを言ってる人は周りにほとんどいなかったから。

彼女はデザインを専門学校で勉強していて、将来はイラストレーターとして活躍する未来を描いてた。そして企業に雇われずに、イラストレーターとして飯をくっている自分を「フリーランス」と呼んでいた。

正直なことをいうと、夢があっていいなあと思う半面、フリーランスという言葉に溺れてないかな?って感じたんだ。

今、社会一般でいわれているフリーランスは、

「企業に雇われず、場所・時間の拘束なく、仕事ができるIT系の職業」

ただ、

「フリーランスと個人事業主と何が違うの?」

と、最初にフリーランスという言葉を聞いたときに僕は思ったんだ。

数年前から、小中校生の憧れの職業はYoutuberであることは知ってるよね?最近であればInstagramで活躍するインスタグラマーも若者に魅力的な職業なのかもしれない。

だけどもし、上に書いたフリーランスの定義に合わせてしまうのであれば、彼らもフリーランサーの一種になる。もっといってしまえば、フリーランスと個人事業主って、なんら変わりはない職業。

つまるところ、Youtuberだろうが、Instagramerだろうが、イラストレーターだろうが、みんな全員個人事業主みたいなものなんだよ。

たしかに「私は個人事業主です!」と言っても、あまりかっこいいとは思わないけど、「私はフリーランスです!」と言えばなんとなくカッコイイ感じがするのが現代の若者の雰囲気なのかもしれない。だって断然カッコイイもんね、フリーランスって言ったほうが。

だけど、本質としては、フリーランスに憧れることって、個人事業主になることに憧れているのと同意義なんだ。

僕みたいなおっちゃんからすると、君がフリーランスを目指しています!と声高らかに情報発信するのもいいけど、それはそこまで名誉あることではないと思うし、おそらくおっちゃんの僕は君に何も引き寄せられない。

だからもし、君が公の場で仕事を名乗るなら、別の肩書きで勝負できるようになってほしい

あくまでフリーランスは働き方。企業に縛られず、はたらく場所や時間を自分でコントロールできる職業であることは間違いない。

フリーランスという働き方を利用して、君自身が何をしたいかが本当に大事なんだ。

君はフリーランスと名乗ることを目的にしてはいけない。フリーランスを活用して、何を目指すのを大事にしてほしい。それを覚えておいてほしい。

2.今やりたいことがないなら、目の前の人に全力に


「将来は自分でビジネスをやってみたいけど、何をやったらいいのかわからない!」

と悩んでいないかい?

大丈夫。僕も20歳のとき、これからの将来を漠然に不安に思っていたよ。

もし、君が無数にある職業選択に悩んでいるのであれば聞いて欲しい。僕はこの世の中に2種類の考えがあると思っている。それを伝えるね。

・目的達成型
・天命追求型

まず「目的達成型」

目的を重視する生き方だよ。まず明確なゴールを最初に設定するんだ。そして、ゴールを叶えるためにやるべきことを逆算で考える。つまり最初に人生設計をたてて、今やるべきことをしっかりとやれる人。

ビジネスの神様と言われるピーター・ドラッガーや、あらゆる歴史的な巨匠が、このようなゴールからの逆算思考を説いているんだ。

僕は昔、インテリアコーディネーターを目指していた。このときに逆算で考えたことは、

「家具屋で修行する⇒同時に資格勉強をする⇒資格取得&実務経験⇒立派なインテリアコーディネーター」

という感じだった。

君もなにか目標を考えたときに、こんな風に逆算的に考えていると思うんだ。だけど、目的(ゴール)そのものを決めれない人がは世の中にたくさんいるよね?

特に日本人には多い気がする。だって逆算思考は西洋的な考えだから。もちろん教育的にそうなっているのもあるんだけど、今回はその話はしないね。

目的達成型で生きれる人はそれでいいと思うんだけど、目的がない人は天命追求型を意識してみるといいと思うよ。

「天命追求型」とは?

講演家の中村文昭さんが伝えてる生き方で、
天命追求型は他人からのお願い事を一生懸命にすることで、自分の役割が見えてくるという生き方。

今、自分の周りに求められることをやっていくと、勝手に自分の「何のために」生きるのかが導かれるような感じ。

たとえば、今君の周りに起きていることを考えてみてよ。お母さんから皿洗いをしてくれと頼まれているかもしれないし、お父さんから車のタイヤをスタッドレスにしてくれとお願いされているかもしれない。

些細なことでもいいんだ、職場で任されている仕事、友達から頼れ事を並べると自分の「天命」が見えてくる。

自分ではどんなことが得意なのか分からない人でも、今、目の前に相手を満足させられれば口コミで仕事が自然と広がり、それが自分の「何のために」と繋がってくる。

もちろん、合う人合わない人いると思うけど、「天命追求型」は極めて東洋的な考えで、日本人にはこの生き方が合ってる人が多いと思う。

今僕がやってる仕事も、この天命によって導かれたと思っているよ。今やってることがこれからの道になっていくんだ。

もし今君が何をやればいいのか分からない場合は、「今、目の前にあることを一生懸命にやってほしい」。きっと何かヒントが見つかるかもしれない。

3.君のやりたいことは、どうでもいいんだよ


これ、やってみたい!これもやってみたい!

・太陽光がトレンドだから儲かりそう!やってみたい
・マッチングの仲介業をやれば検索市場はガラ空きだからやってみたい!
・トイレの詰まり業者とか人がやりたくないことはニッチだ!やってみたい!

むかし、このようなことばかり考え、口に出し、周りの大人にアドバイスを求めている若者がいたんだ。

そう、これは20歳の頃の僕。

こんな若気の至りの僕を、当時けちょんけちょんにしてくれた事業戦略家の方がいたんだけど、彼の教えを君たちにも伝えるね。今でもこの一言が僕の土台を築いているんだ。

「お前のやりたいことなんて、どうでもいいんや。」

フリーランスに関わらず、商売をするのであれば、まずは自分のことをではなく、相手(クライアント)のことを考えなければいけないのは分かるよね。

厳しい言い方になるかもしれないけど、君がしたいこと、やりたいことに興味をもってる人なんて、この世の中にほとんどいないものなんだ。

みんな自分のことで精いっぱい。君がいってることなんてあまり聞いているようで、実際はほとんど聞いてないんだ。

現実は、「私はこれがしたい!これで稼ぎたい!」なんてのは夢物語のお花畑の話でしかないんだよ。

君がビジネスであれもしたい、これもしたいと勝手に願うのは自由だよ。だけどそれが叶うかどうかは、クライアント次第ということを忘れてはいけないよ。

だって、商売は、客ありきだから。

たしかに世の中には自分がやりたいことで夢を叶え、実現する人も多くいる。だけどそれは絶対少数なことも忘れてはいけない。社会の現実は甘くないんだ。

夢をつぶすわけではない。だけどビジネスにおけるスタートは、一度自分のことを忘れて、社会に対して、今何が求められているのか?を真剣に考えてみるところをスタートにしたらいい。

フリーランスも一緒。自分のことを自分で決めるのはいいけど、ちゃんと需要があるのか(社会で求められているのか)を考えてから君はスタートするようにしよう。

そうするだけでも、ぐっと成功が近づくことを僕が保証するよ。

4.最初に考えるのは需要

「需要(じゅよう)」という言葉を知ってる?

あんまり難しい言葉を使いたくないから「需要=求められていること」だと思ってほしい。逆の言葉で「供給(きょうきゅう)」という言葉があるんだけど、「供給=提供すること」だと覚えてもらえればいいよ。

ビジネスでは「需要と供給」という言葉があって、需要(求められていること)がなければどれだけ供給しても成功しないんだ。

もし、君がりんごを売っていたらそれは供給。だけど君のりんごに需要がなかったらいくら供給しても誰も買ってくれないよね?それと一緒。

君は供給よりも需要を大事にしなければいけない。

供給(私がしたいこと)よりも需要(あなたが求められていること)にフォーカスするだけで、圧倒的にビジネスでは早く成功できるはず。

なぜかって?それはみんな供給思考だからだよ。

上でも書いたように、商売は自分で売りたいものを売るよりも、売れるものを売った方が売れるに決まってるからだ。

なぜこんな商売において当たり前のことを伝えているかというと、フリーランスで活動する人ってこういう商売の原理原則を知らない人・学んでない人が多い気がするんだ。

フリーランスってのは仕事だよね?つまりビジネスのロジックが働くから君はビジネスの基礎を学ぶことも忘れちゃいけない。

君がりんご売るときに、

・「私は富士りんごを売っています、どうですか?」

といきなりセールスかけるよりも

・「どんなリンゴが欲しいですか?」

と一度相手に聞いてから、富士りんごを提案した方が成功確率は多いと思わない?

これは商売をするうえでは忘れてはいけない「マーケットイン」という考えだけど、そんな難しい言葉を覚える必要はない

常に商売では「自分」から入るのではなくて、「相手から」入ることを癖付けておこう。

だから相手のことを知ることが最初。商売は自分が欲しいものを売るのではなく、相手が欲しいものを売る。

難しく考える必要はなくて、相手が欲しいものを考えればいいんだよ。そうすれば君はどんな業界でもマーケティングできるようになるよ。

5.他人に答えを求めてはいけない

目標を叶える方法は誰かが教えてくれるかもしれない。だけど目標を決めることができるのは君だけなんだ。

誰かにアドバイスを求めるのは自由だし、それらを自分に取り入れるのも自由。だけど最後に答えを出すのは君しかにしかできない。

いいかい、他の誰かは、君の人生に責任をもっていない。

当然、好きなことを言えるし、好き勝手口出しすることができる。

どれだけ周りに優秀の人がいて、どれだけいいアドバイスをもらったとしても、それを決断し実行に移すのは君しかいない。それをやるかやらないかは君自身が決めることができることを忘れてはいけない。

君の人生に責任をもっているのは、君自身だ。

君自身が答えを決めるために情報を集め、アドバイスをもらうことは全く悪いことはない。人に会うのも、本を読むのも、商材を購入するのも全部そうだ。

だけど、答えが他からもらえるとおもって、人に会うこと、本を読むこと、商材を購入することは全く違うことだと思って欲しい。

他人に答えを求めると、他人に責任を求めることになる。

答えを決めるのは自分だと決めてほしい。責任はすべて自分でもつんだ。

100%の自己責任の態度になったとき、それは独立の大きな1歩となる。

6.まずは君が幸せになるんだ

僕達は自分が楽しくないと周りを楽しませることはできない。自分が優しくなければ他人にも優しくすることはできない。だって人間だもの・・・神様仏様にはなれないし、マザーテレサになるのも難しい。

だからまずは自分が幸せになることを誓ってほしい。

もし君が幸せに楽しくHappyに生きることができたら、きっと周りに光を灯すことができる。

逆に君がまったく楽しくない毎日を過ごし、お金もカツカツで、10円ハゲを作るくらいストレスフルに暮らしているなら、光を灯すどころか、まわりから煙たがられしまう。

蛍光灯に群がる虫のように、光がともる場所に人間も集まる生き物なんだ。

もし君が世の中を変えたい、周りを助けたい、社会にイノベーションを起こしたいのであれば、まずは自分がそれに相応しい人間にならなければいけない。

世界を変えるとか、社会を変えるには、まずは君が両隣の人を幸せにするところからはじまる。そしてその両隣の人が、その隣の人を幸せにして、さらに隣の人が・・・この連鎖が世界を変えるんだ。

世の中を変えるのも小さな1歩から。ローマは一日にしてならず。そのことを忘れてはいけない。

7.絶対に自分で決めるんだ

僕も20歳のころは進路に迷ったんだ。僕はこうみえて四年生大学を出て、就職試験もしたことがある。

上で書いたように、20歳ごろから商売ごっこをやってるから、当時でいえば学生起業をしていたことになるし、就職なんてするつもりは全くなかったよ。

じゃあなんで就活したの?と聞かれれば家族への面子でしかなかった。もし君も両親と進路について揉めてるなら参考になるかもしれないから書くね。

僕はむかし両親のことを「他人」と呼んでいた。本気でいっていた。

だってそうじゃない?いくら血が繫がっているとはいっても、僕の人生は僕だけのもの。両親が僕の人生を決めれることではないのだから。

だから僕は、就職はしない、起業する。この一点ばりだった。

でも、これはあくまで論理的には正論をいってるように思っていたけど、感情的にはまったくそうではない。かなりの葛藤があった。

家族とは100%血が繋がってるし、縁は切れても事実を切ることはできない。だから少なくとも僕の決断が家族に影響を与えることにはなる。

僕の家はサラリーマン家系で、家系的にもこれまで独立起業をした人はいなかった。だから当然家族からは反対された。ふつうに就職してくれ、と1,000回は言われたと思う。

親父とは3年も口をきかなった。実家には親父が殴り倒して穴だらけの壁がある。その矛先は、お互いの関係をとりもとうとする母親にも向けられた。正直、家族崩壊だった。

それでも僕は独立起業した。自分の信念を貫いた。

さあ、7年たった今、家族とどんな関係だろうか?

親父とは親父の会社の財務三表(BL、PS、CFS)について話合う仲になった。おふくろとは自己啓発のテーマについて話すことが増えた。ようは、更に仲が深まったんだ。

君も進路について迷っているなら覚えておいてほしい。

家族は唯一無二の血の繫がった血縁だ。他人であることは間違いないが、一番の応援者であることは間違いない。

もし君が今理解を得られないとしても、いつかそのタイミング来る。だから進路に迷うのであれば絶対に自分の信じた道を行け。

その決断が、後々の決断のハードルをさげてくれる。ちょっとした決断にまったく恐れがなくなるはずだ。

・先行投資?貯金がなくなることに怖くなるかも
・仕事をやめる?そんなのその場で決めれる。
・海外移住?そんなの明日には準備を始められる。
・結婚?それはちょっと悩んだほうがいいかな(笑)

悩んだ末の決断は、君を大きくさせる。しかしその決断は、絶対に君がしなければいけない。

最終的に決めるのは全て自分。自分の心に素直に決断しよう。そうすると不思議なほどに後悔がない人生を歩むことができるはずだよ。

じゃあ、そろそろアムステルダムの街に出かけないといけないから。

Ciao!またね。

編集後期

僕には17歳の従兄弟がおりまして、ちょうど元旦に進路についてのアドバイスをしていました。ちょうどその時に、今の若い子についてメッセージを発信してみたいなと思い、この記事を書いてみました。

だいぶ抽象的なアドバイスになってしまったけど、頭に思いついたことを書き出してみました。具体的になればいくらでもかけるんだけど長くなっちゃうからね。今日はここまで。

上に張った写真は、僕がさんざん悩んでいた時期に考えたことをまとめたものです。

孔子は言いました。「30にして立つと。」

20歳はいっぱい悩み、いっぱい遊び、いっぱい失敗して、たくさんのことを得れる時期でいいんです。

成人おめでとうございます。これから立派にお互いに成長していきましょう!

最後に、素敵な写真を提供してくれたのは、
Ryoma Inoueです

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