ウェルスダイナミクスで自分の強みと弱みを把握しよう
目次
1.ウェルスダイナミクスとは?自分を徹底活用するツール
まずウェルスダイナミクスを知らない人のために、簡単な説明から入ります。
ウェルスダイナミクスを一言でいうと「自己分析ツール」です。
たった25問の質問に答えるだけで、8つのプロファイル(属性)に分類されるのがウェルスダイナミクスの特徴です。後述しますが、ウェルスダイナミクスの診断を受けることで以下の8つのプロファイルに分けられます。
この8つのプロファイルが秀逸で、「バッチリ自分に当てはまっている!」という感想を持つ方が多いようです。ちなみに私は「アキュムレーター」と診断されました。
最初に診断されたときには自分のプロファイルに納得いかなかったのですが、徐々にその適性を認めざるをえなくなってきました。それだけウェルスダイナミクスのプロファイルというのは自分の性格や特徴を上手く表現できています。
1-1.ロジャー・ハミルトンの考えをインストールする
ここでウェルスダイナミクスの発案者である、ロジャーハミルトンをご紹介します。ロジャーハミルトンは社会起業家として成功を収め、日本語訳されている著書の中でもウェルスダイナミクスの可能性を説いてきました。
毎年、アジア各国、イギリス、オーストラリア、南アフリカ、アメリカで、最新のビジネスツールやテクノロジー、ビジネストレンドをテーマにしたイベント「Fast Forward Your Business」を開催しているほか、バリに所有するリゾートで起業家を育成するプログラムなども開催している。
また自身が考案したプロファイリングシステムは、世界中で10万人以上の起業家たちに活用されている。ー ウェルスダイナミクス公式ホームページより
なぜ、彼がウェルスダイナミクスを発案したのか?
この答えとなる手がかりがこのビデオに詰まっています。
ロジャーハミルトンいわく、成功者にはルールがあります。
自分がどういうタイプ(プロファイル)の人間かを把握して、その原則にのっとり行動する。
ウェルスダイナミクスのコンセプトは、分類されたプロファイルの特徴を掴み、特徴にあった行動をとっていくことで、ビジネスでより早く成功に近づくことができますよ、というものです。
ハミルトンは成功者のタイプを8つのプロファイルに分類しました。そして、みんなそれぞれが巨額の富を築いた成功者と共通のタイプを持っているとしました。自分のタイプを知り、そのタイプの特徴に沿って行動することで私達も「富」を得ることができるとといてます。
1-2.日本ウェルスダイナミクス協会(日本適性力学協会)
このロジャーハミルトンの教えは協会となり、日本でも広がっています。
実はウェルスダイナミクスには認定コーチという制度があり、コーチとして活躍できるようになっています。実は私も認定コーチにコンサルを受けております。
私の前職では会社全体でウェルスダイナミクスに取り組んでいました。
社内メンバー全員がウェルスダイナミクスにより自分を知り、相手を知ることで、チームワークを高め、生産性を上げることができる利点があります。ですから、ウェルスダイナミクスは個人で受けるものだと思われがちですが企業として導入する会社だってあるのです。
ウェルスダイナミクスの公式ホームページには、ウェルスダイナミクスは以下の位置付けで捉えられています。
・自分の特性を知る・戦略がわかる・自分の課題がわかる・優先順位がわかる
これらを発見するために、ウェルスダイナミクスは存在します。
1-3.ウェルスダイナミクスは有料と無料の2種類
さあ、このウェルスダイナミクスですが、診断には有料と無料の2種類があります。
まず有料で13,000円します。
え!?高い??・・・ですよね。自己診断をやったことがない人が、この価格を見て高いと思うのは当たり前でしょう。まだ半信半疑の人は無料からやってみてください。無料だとしてもだいたいの自分の特性を把握することができます。
ちなみに私はこのウェルスダイナミクスの診断をお金を払ってやりましたが、やる価値はあると思います。ただ、やるならしっかりと認定コーチからアドバイスをもらって診断されることをオススメします。
この記事を見ていただいた方には、私のプロファイルを分析してくれたコーチをご紹介します。通常13,000円と同じ価格でコーチ付きでご紹介できると思いますので、ぜひ活用してみてください。
※紹介希望の方は最後に詳細を記載しています。
2.ウェルスダイナミクスで分かること
さあ、ウェルスダイナミクスで診断をしてみましょう。
ウェルスダイナミクスを通して、自分がどういうタイプの人間なのか?どういうことが苦手なのか?強みなのか?色々なことが分かります。ここで私が実際に診断して分かったことを参考にまとめてみます。
2-1.あなた自身のプロファイル
まずは、プロファイルです。
ウェルスダイナミクスでは成功者を8つのプロファイルに分けることで、あなた自身がどのタイプの人間なのか分類してくれます。
私の場合はアキュムレーターと分類されました。プロファイルでいうと左下です。
プロ野球選手として知らない人はいないであろうイチロー選手や、世界一の投資家の呼び声高い、ウォーレン・バフェット氏がこのプロファイルに分類されます。
このプロファイル「アキュムレーター」から分かることはたくさんあるのですが、ざらっと並べると以下のようなことを分かることができます。
・アキュムレーターには分析のスキルと鋭い時間の感覚がある
・必要なものを時間内に完成させるプロジェクトマネージャーとして実力を発揮します
・多くのアキュムレーターは自分が情熱を感じていない分野でもトップに上り詰める。
・そして組織内の駆け引きにも直面しますが、そういったことにはもともと興味がなく、またうまく対処することもできません。
・仕事を安心して任せられる手堅い人材をチームメンバーとして選ぶ
・自分のチームを自由に構成できる権限があると力を発揮できます
・アキュムレーターが最高の状態になるには、一人の時間を必要とする
・周りで人がうるさく会話しているとイライラします
・間違えることや人前でミスすることを嫌う
などなど・・・・
これらを抽象化してまとめると、以下のようなことを教えてくれます。
・自分自身の強み・自分自身の弱み・成功する秘訣・失敗の秘訣・チーム内の最適な役割:・チームで一番向いていない役割・人生における最適な役割・自分自身が学ぶべき人
有料版で診断を受けると、このようなプロファイルに沿った細かいデータや特徴をPDF資料にまとめてくれます。この結果が本当に参考になることが多いのです。
2-2.フローの乗り方・見つけ方
何かに集中して、気づいたら1時間も2時間もたっていた…という経験はありませんか?
ウェルスダイナミクスではこの集中状態を「フロー」と呼んでいます。
このフローに乗っているときの人間を「フロー状態」と呼び、人間として120パーセントの力を発揮している状態と言われます。
「フローを見方にできれば、成功する」
これがウェルスダイナミクスの基本概念です。なぜならフローに乗っているときは、まさに自分の強みを発揮している状態だと言い換えることができるからです。
つまり究極的には「フロー以外はやらない」ということが、ウェルスダイナミクスで目指すところになってくるのです。
ウェルスダイナミクスを通してフローを見つけることが1つの目標です。ウェルスダイナミクスの診断を受けることで、このフローを見つける手がかりを得ることができます。
例えば、アキュムレーターがフローに乗る方法としては以下の方法が説明されています。
・アキュムレーターはスターとは逆で、その場でフィードバックをもらったり、人前で何かをすることではフローに乗れません
・自分が一生懸命働き、その結果が認められることを望みます。
・自分のやっていることの成果を見せる準備ができるまでは一人でいることを好みます。
・チームではアンカー役になったり、メンバーの相談役として客観的で信頼できるアドバイスを提供する役割を務めることでフローに乗れます。
・また、すべてが処理可能で整然としていればフローに乗れます。
こういう手がかりを参考にして、自分のフローを見つけていきます。
2-3.弱みと弱点を見つける
なんといっても、強みが分かることで、補填的に弱みが分かることも、ウェルスダイナミクスの個人的な好きなところです。
私の場合は、アキュムレーターというプロファイルでした。
アキュムレーターは、分析思考で、正確な情報を集めたがる性格で内向的です。逆に、大勢の前にでて話すことや、目立つことは苦手です。ウェルスダイナミクスの診断では営業や交渉なども向いてないといわれています。
さあ、こうやって自分の強みを分かることで、弱みが分かります。弱みが分かれば、積極的に弱みを避けるということができます。
「え、逃げるの?」と思われるかもしれません。しかし、わざわざビジネスにおいて自分の弱みを知りながら、弱みをする意味ってあるのでしょうか。
これは私の性格だからなのかもしれませんが、「弱みから逃げることが最も生産性の高い行動」だと、私は思ったりします。なぜなら、弱みが分かれば、弱みを避けるようにできるからです。
これ、言葉では簡単に言えますが、案外やってみると難しいことです。強みにフォーカスすることはもちろんですが、弱みを避けるということができるだけで人間にの生産性は格段に向上します。
3.ウェルスダイナミクスを通して先人から生き方を学ぶ
ウェルスダイナミクスを代表する8つのプロファイルから、特徴的な成功者をご紹介したいと思います。自分のプロファイルと同じ成功者の特徴を見れば、参考にすべき成功者のロールモデルが見つかるかも知れません。
3-1.クリエイター(スティーブ・ジョブズ)
3-2.スター(アーノルド・シュワルツェネッガー)
3-3.サポーター(ジャック・ウェルチ)
3-4.ディールメーカー(孫正義)
4-5.トレーダー(ジョージ・ソロス)
3-6.アキュムレーター(イチロー)
3-7.ロード(ジョン・D・ロックフェラー)
3-8.メカニック(ジェフ・ゾベス)
4.ウェルスダイナミクスを参考に飛躍する
4-1.自分を知ることで、成功にグッと近づく
今日こうやってウェルスダイナミクスを紹介したのは、「自分を知る」ことを大切にした方がいいと思ったからです。
ふと考えてみると、僕たちは普段から自分が何をやるのか、今日何をしなければいけないのかばかりを考えてることが多いように感じます。つまり「What to」にフォーカスを当てている人が多いように思えるのです。
普段生きていくなかで「何をやるか」を考えることはとても大事だと思います。しかしそれだけだとどうしても行き詰まりを感じるときがあるはずです。
「他に自分に向いてることがあるのではないか」「他に自分がやるべきことがあるのではないか」
このような悶々とした気持ちを抱えながら生きていませんか?
こうしたときに人間は何をするのかが正しいのか?何をどのようにするのか正しいのか?という外へのフォーカスではなく、「自分は誰なのか?」という内なる問いを投げかけています。
こうした自分とは一体何者かと考えたときに、役立つツールこそがウェルスダイナミクスです。
4-2.向いてることをやろう!向いてないことは人に任せよう
僕達は人間です。当然向き不向きがあります。これは仕事に関しても同じです。向いてることはやればいいですし、不向きのことは頑張ってやるのではなく、人に任せてしまう考えを持つこともできます。
「嫌な仕事や・向いてない仕事はやるな!」と説いてるように聞こえるかもしれませんが、こういった考えを持つこともできます。
「無理して嫌なことや・向いてないことを頑張っても、意味がない。」
そう、意味がないと考えて見ると、積極的に自分がやってて楽しくないことや、向いてないなあと思うことを切り捨てるようになれます。
私が尊敬しているアリストテレスさんはこういいました。
「人間は自分の卓越性(得意なこと)を開花させている瞬間こそ、最も素晴らしい」
アリストテレスさんは、自分の卓越性(アレテー)を存分に発揮している瞬間こそ、最も人間として美しい瞬間だと著書「二コマコス倫理学」のなかで話しています。
この考えはまさにウェルスダイナミクスにおける「フロー状態」と似ています。
「自分がフローになれることを100%やる、フローになれないことはやらない。任せる」
自分のフローになれる瞬間(仕事やタスクなど)を見つけて、そこだけに集中していく環境を作る視点をもつことが、ウェルスダイナミクスを活用するメリットの1つです。
4-3.当たっているどうかではなく、自分を検証するためのツール
ここまでウェルスダイナミクスでプロファイルの話をしていてあれですが、ウェルスダイナミクスはもともと「当たってるか」かどうか、というものではありません。
ウェルスダイナミクスをヒントとして「検証をするための材料」です。
どうしたらもっとフローが拡大するか?という質問をし続けて、小さく色々なことを試してみて、自分のフローを追求することが大事なんだと思います。
例えば、私は診断結果でアキュムレーターと出ましたが、もしかしたら隣接する「ロード・トレーダー」といったプロファイルが本当は合っているのかも分かりません。ですから、自分の属性に近いプロファイルのフローになりそうなことをやってみたらいいんです。
これはまさに、検証です。
僕達は人間ですから、何をやってもそれなりにコミットすれば結果は出ると思います。しかし、あくまでもやってて楽しくて人のためにもなって他属性の人よりも圧倒的に結果が出せる、というフローを見つけるのがウェルスダイナミクスに限らず、自己診断ツールを使うために重要なのだと思います。
どうしたらもっとフローが拡大するか?これを考えるための検証ツールとして考えましょう。
5.ウェルスダイナミクスのコーチのご紹介
最後にウェルスダイナミクスを、しっかりと自分に落とし込むためのコンサルタントのご紹介をします。
篠原さんという方で、ご本人は女性のアキュムレーターです。数々のIT系の経営者を見ているので、アドバイスの実績に関しては言うまでもないくらい見ていると思います。
ウェルスダイナミクス(有料)の結果について、親身になって1時間ほど、セッションをしてくれます。スカイプで予約をしてから、セッションを行う形です。
今回、篠原さんからは、以下の3つの質問を考えておいてくださいと言われています。
①今回のウェルスダイナミクス診断セッションで
解決したいことや聞きたいことは何でしょうか?
②結果のプロファイルはご自身としては納得されますか?
③プロファイル診断テストレポートについて、又はウェルスダイナミクスについて、
疑問点等ご質問がありますでしょうか?
希望者の方は、ウェルスダイナミクス(有料)を受ける前に、一度以下のアドレスにご連絡ください。篠原さんにお繋ぎさせていただきます。
・アドレス:info@marketing-answer.com・件名 :ウェルスダイナミクスのご紹介
6.まとめ:カテゴライズという可能性の切り捨て
ご紹介したように、ウェルスダイナミクスは8つのプロファイルに自分という人間をカテゴライズします。つまり逆をいえば、カテゴリされたように自分を見てしまう傾向になるということです。
カテゴリ化されることで、自分がどういう人間か、どんなことが向いているのか、向いていないのか分かるようになりますが、逆にカテゴリ外への可能性を閉じてしまうことがあります。
具体的にいうと、自分はこういう人間だからと勝手に決めつけてしまうことがあります。
これはウェルスダイナミクスに限った話ではありません。ビジネスとして自分のことをより深く知れるツールは、ストレングスファインダーや、NLPなど様々あります。
カテゴライズしながらも、全てにおいて自分に可能性があると頭の片隅において、こういったツールを活用することをオススメします。
このように考えている人は一度そのフォーカスを外して「誰が」という部分にリフォーカスしてみると良いかもしれません。
つまり「何を」やるかより、自分が「誰か」を知ることです。
自分が誰かが分かれば、自分の適性が分かります。弱みとなることは極力やらないようにして、強みとなることに特化することできます。弱みを避けていくだけでも、より加速的に自分自身を成長させることができます。
今日は、ビジネスパーソンが人生に活用できる、自分分析ツールの1つして、ウェルスダイナミクスをご紹介します。