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強力なコンセプトを作り方|大統領選挙で使われた16の原則

今回のテーマは.「コンセプトを作る方法」について。

ビジネスを成功させるか、失敗させるかは「コンセプト」にかかっている。

といったら、大袈裟に聞こえるでしょうか?

もう少し簡単に説明すると、「ビジネスで億万長者になれるか、なれないか」を決めるものがコンセプトです。

ビジネスにおけるどんな集客法、マーケティング手法、販売手段を使ったとしても、その成功はすべて「コンセプト」にかかっているといっても過言ではありません。今回はビジネスのコンセプトについて、その歴史背景から作り方をテーマにご紹介していきます。

1.コンセプトがビジネスの成功を決める

コンセプトはMBA(Master of Business Administration)の教科書でも取り扱われています。

Appleの故スティーブ・ジョブズや、Microsoftのビルゲイツといった成功者が大事にしているビジネスの1つの要素です。しかし実際のところコンセプトの意味をハッキリと理解している経営者やビジネスパーソンは少ないと思います。

Wikipediaで「コンセプト」と検索すると「概念」という抽象的な言葉でてくるのがその証拠です。

概念と言われても、ハッキリと理解することが難しですよね。

星野リゾートを経営する、星野佳路(ほしのよしはる)氏は、NHKが放送する番組プロフェッショナル仕事流儀でこう言っています。

「コンセプトに正解はない」。

〜 星野佳路 プロフェッショナル仕事流儀より

そう、コンセプトに正解はありません。

この記事を見ている方は、なんとなく「コンセプトが重要なもの」ということは分かっているはずです。しかしその「コンセプトの意味を答えてください」と言われても、ハッキリと回答できる人はほとんどいないと思います。

だって概念ですもん。(笑)

ということで、以下のステップでお話します。まずは言葉の定義から入っていきます。

1-1.コンセプトとは一体何か?
1-2.簡単なコンセプトの作り方
1-3.コンセプトの用途

1-1.コンセプトとは一体何か?

では、まずはコンセプトの定義から入っていきます。

もしコンセプトがWikipediaにあるように「概念」だとすれば、概念とは「相手が頭の中のイメージを指すものになります。イメージとは頭の中で一瞬で作られます。

つまり、「素晴らしいコンセプト= 素晴らしいアイディア」といえるのではないだろうか。

素晴らしいアイディアは良いイメージを抱かせます。口コミが生まれ、広がりを見せます。たくさんの人に伝播していき、多くの共感を呼びます。

ビジネスにかかわらずどんな業界でも同じです。素晴らしいアイディアは多くの人に伝播していき共感を生みます。それと同じように、ビジネスにおける素晴らしいコンセプトは、社外だけでなく社内メンバーにも伝播して行動へと繫がります。

1-2.簡単なコンセプトの作り方

強力なコンセプトの作り方は後述することにして、簡単なコンセプトの作り方を公開します。私は、コンセプトは「誰に、何を」がベースにあって作られるものだと思っています。

・誰に(ターゲット)
・何を(商品やアイディアや企画..)

この「誰に」「何を」が変わってくれば、当然コンセプトも変わってきます。例えば、ビジネスシーンにおいて、コンセプトが使われるシーンに以下のようなものがあります。

「誰に、何を」を意識して見てください。

1-3.コンセプトの用途

1-3-1.1企業コンセプト(社会に対して、企業を)

会社のコンセプト。会社がどのようなコンセプトで「社会に対して」「プロダクト(商品・サービス)」を展開していくのかにより、会社自体がブランドにもなりうります。企業コンセプトは会社を立ち上げるときに決める必要です。

1-3-1.2商品コンセプト(狙ったターゲット層に対して、商品を)

企業が生み出す商品のコンセプト。例えばTOYOTAのなかに「車」という商品があります。TOYOTAの車はどういったターゲットに対してつくられるのか?どういったターゲットのためにあるのかを決めます。TOYOTAの車にも車種があるように、車種毎にコンセプトを決める必要があります。

※TOYOTAには「レクサス」という高級志向のラインナップがあります。レクサスのようなコンセプトを創り出すことで、商品単体がブランド化するケースも多いですね。

1-3-3.3プロジェクトコンセプト(社内メンバーに対して、企画を)

プロジェクトコンセプトは「社内」で企画が立案されたときのコンセプト。優れたプロジェクトコンセプトは、社内メンバーや取引先まで巻き込むことを可能とします。チームの団結力やメンバーのやる気も生み出すことになります。

1-3-4.4マーケティングのコンセプト (見込み客に対して、企画や商品を)

消費者(ユーザー)に対してのコンセプト。どういったコンセプトで顧客にメッセージを伝えるかによって、見込み客の反応は大きく変わってきます。どのような言葉やメッセージで顧客に魅力を伝えるかは、マーケティングのコンセプトにかかっています。

2.マーケティングの歴史からコンセプトの理解を深める

コンセプトの理解を深めるために、マーケティングの歴史もさらっと勉強しておきましょう。

今回はコンセプトをビジネスに活用して「売上を上げたい」という方のために書いています。ビジネスでコンセプトを活用したいという方は、マーケティングコンセプト知っておきましょう。

2-1.マーケティングコンセプトとは?
2-2.マーケティング・コンセプトの歴史

2-1.マーケティングコンセプトとは?

マーケティング・コンセプトとは、マーケティングの考え方です。

マーケティングコンセプトは、時代時代で最も重要視されきたマーケティングの考え方です。この考えを知ることは、昔と比べ、現代がどのような時代であり、ユーザーがどのような欲求を求めているのか把握することにつながります

【マーケティング・コンセプト(marketing concept)】
商品そのものよりも、その商品のもつ利便性に焦点をあてるマーケティング概念。マーケティング・コンセプトは、新たに発達した経営概念で、会社の最上位にマーケティングをおくという哲学あるいは姿勢。消費者のニーズと消費者の利益が重要でしかも最高のものであり、この思想を経営活動に適応する考え方である。

マーケティング・コンセプトとは - コトバンク

2-2.マーケティング・コンセプトの歴史

このマーケティングコンセプトには歴史があります。時代が変わるにつれて、マーケティングのポイントは、生産志向、製品志向、販売志向、顧客志向、という時系列で進んできました。

このマーケティングコンセプトを頭に入れておいてください。

なぜなら今どのようなマーケティングが求められるのかを把握するためです。簡単に説明していきます。

2-2-1.1生産志向:1900年〜1940年高度経済成長時代

「生産力」が価値の時代。この時代は作れば売れるという考えでした。圧倒的に供給が不足しているので「生産性の向上」こそがマーケティングのポイントだった。。

2-2-2.2製品志向:1940年代〜1960年代

生産力が高まるとビジネス市場におけるライバルが多くなります。その結果、顧客が「商品」を選ぶという段階になり「良い商品を作れば売れる」という考え方に変わります。

2-2-3.3販売志向:1960年代〜1970年代

需要よりも供給が圧倒的に多くなる時代。良い商品を作っても売れない時代に突入。いかに顧客に「販売するか」がマーケティング的視点で重要になった。

2-2-4.4顧客志向 :(1970年代〜現在)

「良いものを作れば売れる」。という販売者視点から、「顧客の求めるものではないと売れない」。というユーザー視点の価値観に変化。顧客目線の重要制や、ユーザー第一主義に変化

※日本にマーケティングが輸入されたのは1950年代。1970年代のオイルショックまでは良い商品を作り続けるマーケティング手法だったと言われています。いわゆる顧客志向に向けられたのは世界的に見ても遅いのかもしれません。

3.偉人が発明した2つのツールを使ってコンセプトの理解を深める

コンセプトは「誰に、何を」という考えを持つことで理解しやすくなること、そしてマーケティングの歴史の変遷を見ることで、今の時代は、顧客志向のコンセプトが必要だということが分かったと思います。

ここでもう少しコンセプトについて掘り下げてみましょう。コンセプトの作り方に入る前に、是非知っておいて欲しい2人の偉人が生み出したツールをご紹介します。

3-1.コトラーのマーケティング理論
3-2.マズローの欲求段階説

この2つを知ることによって、より深くコンセプトについて学ぶことができます。

3-1.コトラーのマーケティング理論

【フィリップ・コトラー(Philip Kotler、1931年5月27日 – )】は、アメリカ合衆国の経営学者(マーケティング論)。学位はPh.D.(マサチューセッツ工科大学)。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院SCジョンソン特別教授。Wikipetidaーフィリップ・コトラー

フィリップ・コトラーはマーケティングの神様とも言われ、マーケティングという言葉を世の中に広めた1人です。

マーケティングについて深掘りするために、コトラーのマーケティング理論についても把握しておきましょう。これは上に説明したマーケティングの歴史に通じる話です。

コトラーは、今日までのマーケティングを「1.0〜4.0」という時代区分をしています。コトラーの理論をマーケティングコンセプトとすり合わせせれば、理解度も深くなります。

順番に説明します。

3-1-1.マーケティング1.0「製品」

マーケティングの歴史で紹介した「生産、販売、販売志向」の時代に当てはまる考えを、「マーケティング1.0」とコトラーは名付けました。これらの時代には、コストを下げて商品開発をして価格を下げることことに重きが置かれる時代。

3-1-2.マーケティング2.0「消費者」

マーケティングコンセプトの「顧客志向」の時代に当てはまるのが、消費者意識の「マーケティング2.0」の時代。製品意識ではなく、いかに消費者(ユーザー)に対してのマーケティングをしていくか?という点に重きをおかれる。

3-1-3.マーケティング3.0「価値」

消費者(ユーザー)目線でマーケティングをしていくなかでも、消費者の「価値」に注目することが重要になる。ニーズ(必要)を満たすものではなく、ウォンツ(欲しい)を満たす商品だったり、「社会への貢献」なども必要になってきた。

3-1-4.マーケティング4.0「自己実現」

最近コトラーが提唱している概念。インターネットの普及により、ソーシャルメディアや動画メディアが発展してきた。それに伴い様々な情報が発信され、価値観の多様化が発生。現代ではその様々な価値観を叶えるマーケティングが必要だとコトラーは提唱している。

3-2.マズローの欲求段階説

マーケティングコンセプトを深く理解するためにコトラーのマーケティング理論をご紹介しました。

・コトラーのマーケティング理論 ー 自己実現を叶える時代

ということが分かりました。

さらに、マズローの欲求段階説についても説明します。

【アブラハム・ハロルド・マズロー(Abraham Harold Maslow, 1908年4月1日 – 1970年6月8日)】は、アメリカ合衆国の心理学者。
ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区に生まれる。彼は人間性心理学の最も重要な生みの親とされている。これは精神病理の理解を目的とする精神分析と、人間と動物を区別しない行動主義心理学の間の、いわゆる「第三の勢力」として、心の健康についての心理学を目指すもので、人間の自己実現を研究するものである。彼は特に人間の欲求の階層(マズローの欲求のピラミッド)を主張した事でよく知られている。Wikipediaーアブラハム・ハロルド・マズロー

「アブハム・マズロー」は人間の自己実現を研究対象とする心理学者です。

そのマズローの有名な研究に「欲求の5段階説」(欲求のピラミッド)があります。

マズローは「人間の欲求」は、5段階のピラミッドのように構成されると説きました。

人間はピラミッドに記載された「1番低い欲求」が充実されて、はじめて1つ上の「高い層の欲求」が出てくるというものです。逆をいえば、下の階層の欲が埋まらなければ、上の欲は出てこないというもの。下から順番に紹介していきます。

3-2-1.第1欲求:生理的欲求

「生理的欲求」は生きていくための必須の欲求。「食べたい・寝たい」といった生きるために必須の欲求。現代において生理的欲求をもとめる人はほとんどいないだろうが、戦後はこのような欲求を持つ人ばかりだった。

3-2-2.第2欲求:安全欲求

生理的欲求が満たされると、安全を求めるようになる。「健康的にいたい、安心できるものを食べたい」といった生活の安全性を求めるようになる。

3-2-3.第3欲求:社会的欲求(親和欲求)

社会的欲求はコミュニティに属したいという欲求。人間は何かのグループに入っていたいと思う。1番身近なグループは「家族」だろう。幼少期からの保育園や、小学校、そこでの部活動、習い事、仲の良い友達グループ。大人になれば職場や飲み会のグループなども該当する。人は社会と繫がっていたい(他の人と繫がっていない)欲がある

3-2-4.第4欲求:尊厳欲求

尊厳欲求は他人から認められたい、褒められたい、尊敬されたいという欲求。別名、承認欲とも言える。ソーシャルメディアを使った「リア充」の自慢なども、この尊厳欲求にあたる。

3-2-5.第5欲求:自己実現欲求

そして最後に自己実現の欲求がある。「あるべき自分になりたい」とう欲求。人間の内発的にこうなりたい!という思いから起こる。「夢がある!こうなりたい!」と私達が思う心は、自己実現の欲求から来ていいる。

3-2-6.補足:自己超越

最近になって、マズローの5段階の欲求階層には、さらにもう一つの上の欲求があることが判明。それが「自己超越」というもの。自分の欲はすべて満たされた人間の領域。他人や社会への「貢献」というのがキーポイントになる。

3-3.コトラーとマズローの考えを現代に活かす

上のコトラーのマーケティング理論とマズローの欲求段階を引き合いにして、以下のことが分かります。

・コトラーのマーケティング理論 ー 自己実現を叶える時代
・マズローの欲求段階説 ー 「社会的(親和)、尊厳、自己実現、自己超越」を求める人達

コトラーの提唱するマーケティング理論と、マズローの欲求段階説を理解することで、現代は顧客志向かつ、より個人にフォーカスをむけた「自己実現」を叶えるビジネスが必要だということが分かります。

マズローの欲求段階を考えると、今の日本では「生理的、安全」といった欲よりも、「社会的(親和)、尊厳、自己実現、自己超越」の欲求をもとめるユーザーが多いことになります。

これはコンセプトメイキングに非常に訳に立つ情報です。

マーケティングコンセプトや、コトラーとマズローを引き合いに出したのは優れたコンセプトをつくるためです。上記の話から今の時代がどういった時代なのか?顧客が何を求めているのかの予測がつきます。

つまり、

私達は「尊厳、自己実現、自己超越の欲求」を満たし、「自己実現」を叶えるコンセプトを作る必要があります。

4.強力なコンセプトを作る方法

これで前提知識は充分です。

これまでのマーケティングの歴史と、現代がどういった時代なのか?を理解したはずです。いよいよ、コンセプトを作ってみましょう。ビジネスを成功するためには、優れたコンセプトをつくる必要があります。

4-1.コア・コンセプトを設計する
4-2.コンセプトを強化する10の要素
4-3.更にコンセプトを強化する6つの原則史

4-1.コア・コンセプトを設計する

優れたコンセプトを見たとき、見込み客の悩みは欲求に変化します。そのようなコンセプトを「コア」なコンセプトと呼ぶます。

例えばコアコンセプトはビジネスにおける、集客、教育、販売、

コンセプトこそ、ビジネスの成功を分かつ。1ヶ月以上かけてもいいので、コンセプトメイキングに力を入れましょう。

見込み客を集客するときも、何か商品を販売するときも、一貫してこのコアコンセプトを提示しましょう。コアコンセプトの重要性を、ありとあらゆる側面から打ち出して行くことで、圧倒的な魅力をもたらすことができます。

素晴らしいコンセプトを「社内チーム」に見せるのであれば、社内メンバーのモチベーションは高まり、燃えるような活力がチームに生まれます。素晴らしいコンセプトはプロジェクトに関わる全ての人が巻き込まれます。コンセプトは社外だけでなく、社内にも影響力があるのです。

4-1-1.STEP1:「誰に(Who)、何を(What)」を明確にする

今から一緒にコンセプトを作っていきましょう。

まずは、「誰に(Who)、何を(What)」を明確にする必要がある。

・「誰に」は、見込み客(ターゲット)
・「何を」は、プロダクト(商品・サービス)

この2つを明確にしてください。

4-1-2.STEP2:「誰に(Who)の悩み」を明確にする

「誰に」となる見込み客(ターゲット)が決まったら、次は誰に(Who)の悩みを明確化してください。あなたのターゲットの悩みはなにか?根掘り葉堀り、リサーチしましょう。

4-1-3.STEP3:「何を(What)の特徴とベネフィット」を明確にする

STEP1で「What(何を)」で、提供するプロダクト(商品・サービス)を書き出しました。次はその特徴とベネフィットをあげてみましょう。まずはプロダクト(商品・サービス)の特徴をすべて書きます。特徴とは機能性のことを指します。

例)経営者向けのインターネット集客講座の特徴
特徴1:1ヶ月で新規顧客をFacebookで50人集客する方法
特徴2:見込み客から顧客に変える7つのステップメール構築法
特徴3:チラシの反応を3倍にするバカ売れキャッチコピー作成法

このように特徴をすべて書き出してください。

そして次にこれらの特徴を得た「結果、どうなるのか?」を具体的に書いてください。

これがベネフィットです。

例)経営者向けのインターネット集客講座のベネフィット
・集客に困らないビジネスを構築することができる
・更に広告費をかけれるので簡単に売上を伸ばすことができる
・ビジネスにかける時間が少なくなり趣味や余暇の時間ができる

といったように記載します。

4-1-4.STEP4:コンセプトを「明文化」する

見込客の悩みを書き出し、あなたが与えることができるメリット、そしてベネフィットを書き出すことができたらそれをメッセージとして言語化してみます。

紙とペンを用意して1つ書いてやめてはいけません。

まずは紙いっぱいになるまで書き出してみましょう。コンセプトは分かりやすいことが大事です。魅力を書きすぎては逆効果。これしかない、というメッセージを2文以下で記載しましょう。

4-2.コンセプトを「強化」する10の要素

一度、仕上げたコアコンセプトを強化することは十分可能です。以下にコンセプトを「強化」する10の要素をいくつか書いてみるので参考にしてください。

4-2-1.新しいものであること

「最新、最先端、新技術、NEWタイプ、ルール改正」…などなど人は新しいものが好きです。ここでは、決して新しいモノを作れというわけではなく、新しい見せ方をするという意味合いで捉えてほしい。しかし新しい価値を顧客に提示することはとても強力な魅力になります。

4-2-2.ユニークであること

ユニークは「唯一、固有、特有、独自、独特、類稀、珍しい、変わった」などの意味を持ちます。ライバルがもってない差別化されたユニーク性を打ち出すことは顧客にインパクトを与える。

4-2-3.オリジナリティがあること

あなたしか語ることが出来ない、あたなだけのオリジナリティを打ち出してください。経験にともなった事実、経験から発せられる言葉は、なによりも説得性をもたらす。

4-2-4.見込み客のフォーカス

あたなのプロダクト(商品・サービス) のことではなく、見込み客の悩みやニーズにフォーカスしたコンセプトを作りましょう。顧客の感情や行動、信念や願望に変化を与えてみよう。

4-2-5.価値観を変えるもの

「え、まじで?…今すぐその内容を聞かせてくれ!」と顧客がコンセプトを見た瞬間に思うこと。つまりパラダイムの変換(見方・考え方・価値観)の変化を起こさせるようなもの。

4-2-6.ベネフィットであること

ベネフィットとは顧客がどうなるのか?という視点です。このコンセプトの中身は知れば、どのような未来がまっているかを、具体的に示すこと。

4-2-7.証拠があること

コンセプトを内容を裏付ける証拠があれば見込み客は確信します。科学的なデータ、クライアントの実績、具体的な数字はコンセプトをより強力にします。

4-2-8.簡単に説明可能なこと

簡単でシンプルなコンセプトほど、顧客の頭の中に浸透して覚えてもらいやすいものとなる。1〜2文で表せることができるコンセプトは、メッセージとして見込み客に伝えやすいものとなる。

4-2-9.敵がいること

敵をつくることは魅力を感じる。敵というのは「原因」のことをさす。敵をつくることで、相対的に、今まで成功しなかったのは「あなた」のせいではないと言えることになる。

4-2-10.より良く、早く、確実で、信頼できる

最終的にプロダクト(商品・サービス)を購入してもらうときには、ライバルのプロダクトよりも、より良く、早く、確実に、信頼できることを強調できるものであるべきだ。

4-3.更にコンセプトを「強化」する6つの原則

私はコンセプト=アイディアだとお伝えしました。

ここで「アイディアのちから」という書籍が素晴らしいので、その内容をご紹介させていただきます。アマゾンの書籍紹介にはこのように書いてあります。

ジョン・F・ケネディ米大統領の「人類を月へ」という演説はアメリカ国民を熱狂させ、ソニー創業者の井深大の「ポケットに入るラジオ」というコンセプトは、ソニーを世界企業に飛躍させた。すごいアイデアは人を動かし、歴史を動かす。全米でも150万部を超える「支持」を得た本書は、そうした具体例が豊富に盛り込まれたアイデア創造のヒントになる内容となっている。Amazon-アイディアのちから

アイディアのちからは、コンセプトを考える上でとても参考になる書籍です。

この記事のタイトルはここからもってきたのですが、「ジョン・F・ケネディ元米大統領」の有名な演説の影には「人類を月へ」という素晴らしいコンセプトがあったとこの書籍では解説されています。あの勝間和代さんも、原著『私が2007年に読んだ原書の中で、最もお気に入りの一冊」と断言するくらいです。

この本では6つの原則が紹介され、頭文字をつなげてSUCCESS(サクセス)の法則と呼ばれています。

この6つの原則を紹介します。

4-3-1.単純明快である(Simple)

分かりやすいこと。できるだけ無駄をそぎ落としシンプルにすること。かといって、内容が薄れるわけではなく、ストレートに意味が伝わり、深みがあるようにすること。まるで偉人の格言のように重みがあるようにすること。

<※参考:小泉純一郎元首相の「私が自民党をぶっ壊します」オバマ大統領の「Yes,We Can」など

4-3-2.意外性がある(Unexpected)

まずはアイディアを聞いてもらい、見てもらい、知ってもらう必要があります。そのためには意外性が必要です。アッと言わせるアイディアは見込み客の興味を引き、関心を引き寄せ、いい意味での期待を裏切るようにしなければいけません。

4-3-3.具体的である(Concrete)

人間はイメージを抱けるものに行動する。イメージは具体的な言葉によって成り立つ。内容が具体的になればなるほど、見込み客の想像をより駆り立てる、行動してもらいやすくなる。

4-3-4.信頼性がある(Credible)

効果的なメッセージには必ず自信の裏付けがある。何かのメッセージにはそれを証明するような裏付けがある。権威だけでなく、保証や強力な理由が信頼性を生み出す。

4-3-4.感情に訴える(Emotional)

人は理論ではなく感情で行動する。ただ機能性を語るのでなく、人々の感情に訴えメッセージをつくる。

4-3-6.物語性(Story)

心を動かす映画、小説、ドラマには必ずストーリーがある。なぜそうなったのか?どうして、そうなろうのか?ストーリーがメッセージに宿ることで、それは別の生き物となり、まったく違う捉え方となり、人々の印象を変えます。

5.まとめ

マーケティングの時代背景から、コンセプトの作り方、そしてそのコンセプトを強化する方法をお伝えしました。

もし、コンセプトが出来上がったらもう一度復習しましょう。ご紹介したすべての要素が入っている必要はありませんが、できるだけ多くの要素を取り入れることで、優れたコンセプトとなるはずです。

コンセプトは作ったか?
・「誰に、何を」を明確化したか?
・ターゲットの悩みをリサーチしたか?
・悩みを解決するソリューションはあるか?
・ソリューションはターゲットへのベネフィットに繫がるか?
・分かりやすいメッセージに言語化できているか?

コンセプトを「強化」する10の要素は入っているか?
・新しいものであること
・ユニークであること
・オリジナリティがあること
・見込み客のフォーカス
・価値観を変えるもの
・ベネフィットであること
・証拠があること
・簡単に説明可能なこと
・敵がいること
・より良く、早く、確実で、信頼できる

コンセプトを「強化」する6つの原則は入っているか?
・単純明快である(Simple)
・意外性がある(Unexpected)
・具体的である(Concrete)
・信頼性がある(Credible)
・感情に訴える(Emotional)
・物語性(Story)

コンセプトの設計は数ヶ月かけても良いくらい重要な重要なので、時間をかけてコンセプトを練ってみることをオススメします。

6.編集後記.

はっきりいって、コンセプトメイキングは難しいスキルだと思います。

コンセプトはアイディアや概念とお伝えしました。アイディアや概念というのは文字通り無形のものであり抽象的なものです。そのため、抽象的なものを具体的にスキルや、それを言語化するスキル、さらにはそれを魅力的に伝えるスキルが必要です。

つまり、難しいのです。だからこそ、ビジネスを成功させるか失敗させるを決める要因にもなるわけです。

誰にも正解は分かりません。正解は見込み客が握っています。

だからまずは、どんどん書き出し、コンセプトを作り、実際に試して見ることです。テストマーケティングという言葉がありますが、小さくテストして反応を見ること。自分達で反応を判断しないこと。つくって出してみて、駄目だったらつくりなおす。その繰り返しです。そうやってコンセプトメイキングのスキルが上達します。

頭だけで考えても駄目です。実際にターゲットと話したり、仲良くなりましょう。そうすればから必ず彼らの悩みや葛藤や不安が見えてきます。見えるまで続けること。そして彼らの言葉でコンセプトを提示することです。

そして、「これしかない!」と思ったコンセプトでターゲットに提示します。

限られた時間のなかでは、いつか決断して前に進めなければいけません。しかし、実際はどんな人でもコンセプトを外すことがあります。私もプロダクトローンチをやっているときコンセプトを外します。

その場合は、すぐに軌道修正することです。外れたコンセプトを正しい方向に寄せていくことです。こういったスキルも必要です。

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