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Webセミナーで売る方法|PM的12ステップを公開

今日のテーマはWebセミナーで売る方法です

「Webセミナーで売る方法」を12ステップでまとめました。本日はこの12ステップをご紹介します。以下のテーマに沿ってお話してきます。

1.Webセミナーで商品を売る前に・・・
2.Webセミナーで商品を売る方法
3.【企画】Webセミナー(ウェビナー)
4.【計画】Webセミナー(ウェビナー)
5.【実行】Webセミナー(ウェビナー)
6.【管理】Webセミナー(ウェビナー)

既にこのサイトでは、幾つかの記事でウェビナー(Webセミナー)についてお話していきました。一度復習も兼ねますが、Webセミナーの決定的な他との違いは

セールスまで早い

ということです。もちろんセールスをしないWebセミナーもありますが、なぜWebinarという言葉が流行しているのか?その背景を見れば、最終的には商品をセールスして売上が出やすいからというのが理由です。

今日は「Webセミナーで売るための12ステップ」について、PM的視点でお話しします。PMというのは後述しますがプロジェクトマネジメントです。

「知るは易し行うはごとし」です。

知ることと、やることは違います。理解することより行う方が大変です。Webセミナーのマーケティングの流れは、こちらの記事でお伝えしました。

今日はこの記事を読んで、実際にウェビナーローンチ開催のきっかけを掴んでもらえればと思います。

1.Webセミナーで商品を売る前に・・・

まず、Webセミナーで商品を売ることについて言及しておきます。

Webセミナー(Webinar)についての定義についてはこちらで確認してくださいね。

最近思うことは、Webセミナー(Webinar)を開催に関して、商品を売ることをためらう人が本当に多いんだなあと思うことです。

つまりこれは、セールスをされることを懸念する「ユーザー側のためらい」ではなく、セールスをすることを申し訳なく思う「事業者側のためらい」ことを言っています。

もちろんこのサイトの記事は後者に向けてかいています。つまり事業者側に向けてのメッセージです。

なぜこのようなことを言っているのかというと、私が相談に乗っているクライアントもそうなのですが、上に書いたようにWebセミナー(Webinar)で商品を売ることにためらう人が多いからです。

セールスマンシップがないと言えばそれまでなのですが、今回は別の視点からこの原因と解決策を提示します。

1-1.Webセミナーの最大の特徴を活かす

私はWebセミナー(Webinar)の最大の特徴は、見込み客の話題性を集め、一気に価値提供とセールスを行うところにあると思います。詳しくはこちらの記事を読んで下さい。

もちろんWebセミナーの使い道は、見込み客、既存顧客、リピーターと様々です。誰に向けてウェビナーを開催するのか?そのターゲット次第ではWebセミナーのやり方も方法も異なります。

ここで考えてほしいのは、どういったターゲットに向けてのWebセミナーであり、どういった意味でWebセミナー(Webinar)を開催するのかという主催者側の意図です。

Webセミナーを集客のために使っても、顧客満足度を上げるために使っても、最終的にはビジネスのための手段でしかありません。

では、ビジネスの最大の目的は何かと言われれば、それは「利益」です。

経営の神様ピータードラッガーが言うように、利益がなければビジネスは潰れますし、利益があることで、よりよい経済活動を行うことができ、価値創出することができます。

もし、Webセミナーの最大の特徴が、価値提供とセールスをセットに行えることだったとしたら、ウェビナーは「利益活動に直結する手法」だといえます。

つまり、ウェビナーという手法は企業の目的である利益を獲得するのに早い手法だということです。

このことを認識して、どのようにWebセミナーを活用するのかを判断すればいいと思います。自ずと答えは決まってくるでしょう。

1-2.満足度向上VS購買目的

最近友人のセミナーに参加しました。

友人の開催したセミナーでは最終的に商品を売るのですが、全く売れていませんでした。しかし満足度は凄く高そうでした。アンケートも、びっちりと埋められ、ほぼ全員のお客さん笑顔で帰っていかれてました。

友人はこれを見て、「満足度が高そうだったから、まあいいか。次だ次」。と、言ってました。

その後、丁度元ビジネスパートナーのセミナーが同じ会場の横の部屋でやっていたので見に行きました。彼は昔一緒に仕事したこともある人です。

正直いって、彼のセミナーはあまり面白いとは思いませんでした。見ている受講者側からの満足度も高そうではなさそうでした。ただしかし、売っている商品は欲しくなった。

事実、そのセミナーでは、30万円の高額商品がバンバン売れていました。

後からアンケート用紙を見せてもらいましたが、空白ばかりです。しかし参加者の4割位の方がお申し込み用紙を提出されていました。

私の友人も、元ビジネスパートナーも、セミナーを開催した理由はお互い同じ。セミナーで商品を買ってもらうこと。

片方は「満足度が高いが、売れない」。しかし片方は「満足度は低いけど、売れる」。

これは、Webセミナー(Webinar)でも同じです。

もしあなたが「ウェブセミナーで商品を買ってもらいたい」という目的をもっている場合を考えてください。

さて、あなたはどっちのセミナーが正しい方法だと思うでしょうか?答えは明白です。

1-3.お申し込みくださいの勇気

ドラマ化したので有名かもしれませんが、「嫌われる勇気」というベストセラーがあります。私はこのコンテンツ販売にも関わらせていただいたことがあります。

この著者である岸見先生は「ギリシャ哲学出身」です。そのため、心理学の本といえど、哲学的なフィルダーが本の内容に入ってます。

ソクラテスの弁明のように、コミカルな演出でアドラー心理学が語られているので、かなり読みやすいです。まだ読んだことがない人は読んでみてください。

余談でした。(笑)

セールスが弱い人は、一貫してこの「嫌われる勇気」がないです。

まず、セールスするから嫌われるのではないことを理解しましょう。本来セールスをすることは悪いことではなく、むしろ良いことだと考えるべきです。

なぜならセールスする商品・サービスが、見込み客の「悩み・葛藤・願望・欲望」を解決するものだからです。(もちろんそんな価値がないなら売るべきではないですが)

「ぜひ、お申し込みください。」

この一声がなければ。上でご紹介した友人のように満足度を高めるセミナーを繰り返すことになります。満足度を高くする技術と、セールスで売る技術は全く違います。

彼は「次、売れるだろう」と思ってセミナーを繰り返すと思います。しかしそれでは売れないです。売るためのセミナーになってないからです。

1-4.信頼性向上と、より早いマーケティング活動

さて、セミナーの話を長々と引っ張りましたが、セミナーをウェブで行うからWebセミナー。略してウェビナー(Webinar)という訳です。

上でご紹介したことは、Webセミナーでも当てはまると覚えておいて欲しいのですが、もう1つ別視点からWebセミナーについてお話しします。

昨今、インターネット市場が拡大し、テレビ、ラジオ、新聞よりもネットを見るユーザーが半数以上となりました。広告費はネットに回され、企業はオウンドメディアを立ち上げ、ネットからの集客に力を注ぎはじめました。

逆を言えば、インターネットは競争激化な訳です。

この点から考えてください。

Webでセミナーを使う事で、日本全国に自社アピールをすることができ、更には自分の人柄を感じてもらい、魅力を与えることができます。つまり一気に信頼感を勝ち取ることができます。

さらに別視点で考えてみましょう。

ネット競争激化の現在において、長々と見込み客の教育(リードジェネレーション)に時間をかけてはいられなくなってきました。

見込み客に感心を寄せず、目を離して隙を魅せたり、無価値な行動をしていては、見込み客に愛想をつけられてしまいます。あなたのライバルがあなたの見込み客を狙っているわけです。あなたの見込み客はスグライバルの商品に目移りします。

これからは、より早いマーケティング活動をしなければいけません。

そういった意味で、Webセミナーの最大のメリットを活用しない点はありません。Webセミナー(ウェビナー)の最大のメリット、価値提供とセールスが一気に行える点を多いに活用しましょう。

ウェビナーで商品を売るのには抵抗が・・・・そんな人は、ドリルの話を思い出してください。

穴を空けるためにドリルが必要です。穴が必要ないのなら、ドリルなんて無価値で邪魔にしかなりません。

では、ウェビナーを何のために学ぶのか?何のために使うのか?を考えてみましょう。

2.Webセミナーで商品を売る方法

それでは、Webセミナーで商品を売る方法に入ります。

ウェビナーで商品を売りたい・・・今回はそういった方のために、Webセミナーで商品を売る方法を12ステップにして用意しました。

タイトルにあるように、PMを活用したWebセミナーで商品を売るための12ステップです。

PMは、プロジェクトマネジメントですね

プロジェクトマネジメントの概念を知らない人は、ぜひ知って欲しいと思います。なぜならビジネスを成功させるスキルだからです。

「(会社の上司や社長は)簡単に言うけど、やる方は大変なんだよ。」

誰もが一度は、このように感じた経験があると思います。

その通りです。言うのは簡単。やるのは大変なのです。

マーケティングも同じで、Webinarをやろうと思ったときに、ウェブセミナーのマーケティングフローを教える人はたくさんいます。

しかしその内容ははあくまでマーケティング的な視点で語ってるだけです。それを実現するには具体的に何をしなければいけないのかは誰も教えてくれません。

この具体的に何をすればいいのか?このスキルはプロジェクトマネジメントで身につきます。

2-1.プロジェクトマネジメントの4カテゴリ

プロジェクトマネジメントで行うことは、こちらの記事を見てもらえれば分かります。

プロジェクトマネジメントの仕事を分解すると4つに分けることができます。それが以下の4つです。「企画、計画、実行、管理」です。

この4つのカテゴリを通して、全てのプロジェクトは実行されると考えてください。

ではここに、ウェビナーで商品を売るというプロジェクトがあります。

早速ウェビナーで商品を売るために具体的に何をすればいいのかを、プロジェクトマネジメントの4ステップで分解してみましょう。

2-1.PMを活用した12ステップ

ウェビナーで商品を売るステップをPM的に分解するとこのようになります。

●企画

ウェビナーコンセプトメイク
商品作成
ウェビナーシナリオ策定】

●計画

配信プラットフォーム選定
ウェビナースケジュール策定
WBS(ワークブレインストラクチャー)
担当者マトリクス
ウェビナープロジェクト概要決定

●実行

ウェビナーローンチの準備をする
ウェビナーローンチを実行する

●管理

プロジェクトを管理する
プロジェクトを終了させる

これをステップすると以下の12ステップが出来上がります。それが以下です。

STEP1:ウェビナーコンセプトメイク【企画】
STEP2:商品作成【企画】
STEP3:ウェビナーシナリオ策定【企画】
STEP4:配信プラットフォーム選定【計画】
STEP5:ウェビナースケジュール策定【計画】
STEP6:WBS(ワークブレインストラクチャー)【計画】
STEP7:担当者マトリクス【計画】
STEP8:ウェビナープロジェクト概要決定【計画】
STEP9:ウェビナーローンチの準備【実行】
STEP10:ウェビナーローンチの実行【計画】
STEP11:プロジェクトを管理する【管理】
STEP12:プロジェクトを終了させる【管理】

後から見たときに理解ができるように、ステップの最後に「【企画】【計画】【実行】【管理】」とつけてみました。

長くなりましたが、この12ステップを順番に解説していきます。

それでは内容に入っていきます。まずは企画からです。

3.【企画】Webセミナー(ウェビナー)

どんなプロジェクトも企画からはじまります。ウェビナーも同じです。

どんなウェビナーを開催するのか?そのウェビナーは誰を対象にするのか?その対象者の何を解決できる内容なのか?ウェビナーからどの商品に繋げるのか?最終的な目標何か?

こういったことを決めるのが企画段階です。

開催するウェビナーが他社や外部の人間との共同プロジェクトだったり、JVといわれるジョイントベンチャースタイルであれば、よりこの企画段階で煮詰めることも多くなります。

この企画段階では以下の項目を埋めていきましょう。

3-1.ウェビナーコンセプトメイク【企画】
3-2.商品作成【企画】
3-3.ウェビナーシナリオ策定【企画】

順番に見て行きます。

3-1.STEP1:ウェビナーコンセプトメイク【企画】

最初はコンセプトメイキングです。

コンセプトこそプロジェクトの成功をわかつものだと、コンセプトメイキングの記事で書きましたが、ウェビナーローンチも同じです。

ビジネスで必要な要素がコンセプトメイキングに詰まっています。ビジネスとは「誰に」「何を」に集約されます。もう一度言いますが、

「誰に」、「何を」です。

以下の4つのステップを明確化してコンセプトメイキングをしましょう。

STEP1:「誰に(Who)、何を(What)」を明確にする
STEP2:「誰に(Who)の悩み」を明確にする
STEP3:「何を(What)の特徴とベネフィット」を明確にする
STEP4:コンセプトを「明文化」する

詳しくはこちらの記事に書いてあります。ぜひ見てみてください。

3-2.STEP2:ウェビナー商品作成【企画】

次に商品作成です。その前に1つ注意点。

セールスとしてウェビナーを活用しない場合は、商品は必要ありません。まずは魅力的なコンテンツを用意して集客しましょう。そしてウェビナーでコンテンツを公開して見込み客への価値提供しましょう。

しかし、ほとんどの方がウェビナーローンチを導入する理由は、価値提供とセールスをセットでおこなうためです。つまりそこには商品・サービスが必要です。

ウェビナーで販売する商品を用意します。

STEP1のコンセプトメイキングで「何を」を決めたと思います。極端にいえばこの「何を」は商品・サービスに当たります。

そしてこの商品・サービスの魅力を「どう伝えるか」「どのように演出するか」は、コピーライティングやパブリックスピーキングのスキルにかかってきます。

ですからここで注目したいのは、「どのようにあなたの商品を魅力的に伝えるか?」ではありません。「そもそもその商品は魅力的な商品・サービスなのか?」という点です。

世界一のコピーライターと言われた「ゲーリー・ハルバート」はこのよう言葉を残しています。

「下手なコピーライターが書いたコピーで、強いオファー(商品)を売る事はできるが、最高のコピーライターが書いたコピーで弱いオファー(商品)は売る事はできない。」

私達にできるのは「1」の商品を「10」に魅せて売ることではないです。それは詐欺です。

そうではなく「10」の商品を「10」の価値で伝えることです。そのために行う最初のステップは、価値の高い商品をつくることです。

「価値が高い」とは「誰にとって」に依存します。

よく使われる例え話をつかえば、砂漠にいる人にとって水は高い価値をもたらします。砂漠で脱水症状で死ぬ可能性の状況であれば、全財産だしても欲しいのが水です。

しかし、普通に日本で暮らしている人にとって水は100円でコンビニで買えます。300円すれば高いと思うし、1,000円なんかすればあり得ないと思うでしょう。

つまり、「誰のために商品をつくるのか」が重要になるわけです。

コンセプトメイキングの段階で「誰に」が決まらなければ「何を」の商品作成はできません。誰にが決まれば商品が作れます。

この商品の価値を高めようと思えば、いくらでも高めることはできます。

価値の高い商品作成の方法は、またどこかでお伝えしたいと思います。ひとまず、ウェビナーで売るため魅力的な商品を作成しましょう。

3-3.STEP3:ウェビナーシナリオ策定【企画】

次にウェビナーのシナリオです。

「誰に=ターゲット」に「何を=商品」なのであれば、「シナリオ=伝え方」です。

どのように伝えるかという部分です。テレビショッピングを思い出してみてください。

「ふと欲しくなった、なんだか買いたくなった、そして気づいたら電話して注文していた。」という経験はありませんか?

そして考えてみてほしいのですが、テレビショッピングの流れはだいたい同じですよね。

「こんなことで悩んでいませんか?」

このような問題訴求からはじまって、

「●●や■■や▲▲で大変で頭にきますよね」
「これらを悩みを解決できるならして欲しいですよね」

と悩みをあおり立てて

「そんな風に思っているあなたに朗報です」
「この商品があなたの悩みをすべて解決します」
「こんな悩みもあんな困難もすべて解決できます」

と解決策を提示して、

「それが今だけ半額で手に入れることができるんです」
「ただ、限定100個だけなのではやいものです」
「3日間限定ですけどなくなったら販売終了です」

と緊急性を提示して

「悩んでいる場合はお急ぎください」
「今すぐご購入ください」

と、行動喚起します。

これはPASONAの法則を例にして話しましたが、このような行動心理学・進化心理学をベースに考えられた「売れる型」というのが存在するのが実際のところです。

ウェビナーローンチも、見込み客に価値提供してセールスを行う手法です。PASONAの法則のように型があります。このシナリオは別記事にまとめますので、こちらも少々お待ちください。

4.【計画】Webセミナー(ウェビナー)

企画で決まったことを現実的なタスクまでに落とし込みます。

抽象的でふわふわしているアイディアを具体的な行動計画にするフェーズです。ウェビナーで行うことを1つ1つのタスクまで細分化して、それぞれに期限や目標を設定してイメージに昇華させます。

以下のようなことを決定します。

4-1.STEP4:配信プラットフォーム選定【計画】
4-2.STEP5:ウェビナースケジュール策定【計画】
4-3.STEP6:WBS(ワークブレインストラクチャー)【計画】
4-4.STEP7:担当者マトリクス【計画】
4-5.STEP8:ウェビナープロジェクト概要決定【計画】

順番に見て行きます。

4-1.STEP4:配信プラットフォーム選定【計画】

ウェビナーを配信するプラットフォーム選定をしましょう。

もしあなたがウェビナー配信がはじめてなのであれば悪いことはいいません。こちらの記事で紹介している2つの媒体のどちらかに選ぶのをオススメします。

ライブ配信を無料でやるなら
「YoutubeLive(ユーチューブライブ)」。

有料でも良いなら
「Ustreme(ユーストリーム)」です。

この2つの大きな違いは「お手軽配信!ウェビナーシステムのまとめ(Webセミナー)」でも書いたように、動画を巻き戻して視聴することができるか、できないかの違いです。

本格的にウェビナーローンチを開催したいのであれば「Ustreme(ユーストリーム)」を使いましょう。見込み客1,000人以上であれば迷わずUstremeを選べばいいと思います。

もし見込み客が1000人未満の数字であれば「YoutubeLive」で全く問題ないと思います。配信も安定しています。

4-2.STEP5:ウェビナースケジュール策定【計画】

ウェビナーローンチのスケジュール策定をしましょう。

ウェビナーローンチに関わらずスケジュール設定で決めるべきことは、スタート日と終了日です。

プロジェクトマネジメントの記事でも記載していますが、プロジェクトのスケジュールは始まりと終わり、どちらも必ず決定してください。どちらも必要です。

・プロジェクト全体の開始と終了(企画スタートと終了)
・ウェビナー開催と終了(放送開始時間と終了時間まで)
・リードジェネレーションの開始と終了(見込み客集客)
・セールスの開始と終了(セールス開始と終了まで)

このようなスケジュールを計画しましょう。

4-3.STEP6:WBS(ワークブレインストラクチャー)【計画】

ウェビナーローンチで行う作業をすべて書き出します。

この作業をWBS(ワークブレインダウン・ストラクチャー)と呼びます。

詳しくはこちらの記事をみてください。

このWBSの目的は、ウェビナーローンチをはじめる前に、どんな仕事があるか?どんなタスクが必要なのか?これらすべての作業要素を見える化することです。イメージを掴んでもらうために、上でウェビナーローンチの流れを表した画像を使って解説しましょう。

まず、ウェビナーローンチの全体像を再確認しましょう。

ウェビナーローンチの流れは以下の4ステップです。

見込み客を集客して、Webセミナーを用いて教育(価値提供)と販売(セールス)をセットで行います。

4-3-1.ウェビナーローンチの集客【WBS】

この画像は上のウェビナーローンチの4つのステップの「集客」のフェーズです。

この集客の部分で必要なのは以下です。

●製作物

・集客用ページ
・登録フォーム
・自動返信メール作成

●集客要素

・アクセスを集める手法
・そのために必要な手段
・そのために必要なシステム
・…ecc

こういった形で必要物や、タスクをすべて洗い出してみてください。

何が必要か?何を行うのか?これら全てをタスクベースで書き出し、その他もろもろの情報をタスクに与え煮詰めます。

4-3-2.ウェビナーローンチの教育・販売・運営【WBS】

次に「教育・販売・運営」のフェーズです。

ここで必要なのは以下です。

●製作物

・ウェビナー配信ページ作成
・リマインドメール作成&配信
・ウェビナーコンテンツ作成
・決済フォーム&自動返信
・…ect

●必要要素

・決済システム
・メール配信システム
・動画配信システム
・サーバー/ドメイン
・…ecc

などなど、全てここには記載しませんが、考えれば色々なタスクがあると思います。

このように全てのタスクを見える化します。これ以上ないというまで漏れをなくします。WBSについてもっと詳しく知りたい場合は、詳しくはこちらの記事をみてください。

このSTEP6のフェーズで重要なことは「漏れ」をなくすことです。

漏れというのはタスク漏れです。

この後、ウェビナープロジェクトを進めていくなかで「予想外」のタスクが出現したとします。この予想外のタスクを「予想していたタスク」にしておきましょう。

今後現れそうなタスクを先に予想し、予想されるべき障害を全て書き出し、先に先手を打っておく必要があります。

もちろんプロジェクトを進行していけば、必ずタスク漏れがでてきます。予想外タスクもでてきます。これは100%です。計画が100%計画通りになることはありません。

しかし矛ため、事前にこういった事態を予測しておくことが大事です。

4-4.STEP7:担当者マトリクス【計画】

STEP6で洗い出したタスクすべてに担当者を振り当てます。

また、全てのタスクに期限を設けることも忘れずに。以下のような形でエクセルシートやグーグルのスプレッドシートで作成してもいいでしょう。

ここで1つ伝えておきたいことがあります。

もし、はじめてのウェビナーローンチで、独立直後の場合は、全てのプロジェクトの担当が自分になることもあります。

しかし、1人でやることが別に悪い訳ではありません。

1人でやることによってスピード感が落ちる部分が出てくると思いますが、自分1人だからこそプロジェクトをコントロールしやすいところもあるでしょう。

4-5.STEP8:ウェビナープロジェクト概要決定【計画】

ここまで、STEP1〜7で決定したことを1つの概要書としてまとめましょう。

5.【実行】Webセミナー(ウェビナー)

いよいよウェビナーローンチを準備して、実行していきます。

ここまでで、「企画」「計画」にかなりの手間がかかるなあと思われたかもしれません。しかしプロジェクトなんてそんなもんです。上に跳ねる成果を出すためには、下に根っこを張る必要があります。

東京タワー、スカイツリーが上に高く伸びているのは、それだけ強固な土台が地面の下にあるからです。緻密な企画と計画があってこそ、東京タワー、スカイツリーが輝きます。

企画と計画が根っこです。時間をかけるほど良いという訳ではないですが、完成度が高い企画・計画は、Webセミナー(ウェビナー)の成功確率を格段にあげてくれるでしょう。

プロジェクトマネジメントの「実行フェーズ」には、2種類あります。

5-1.STEP9:ウェビナーローンチの準備【実行】
5-2.STEP10:ウェビナーローンチの実行【実行】

この2つを行っていきます。

5-1.STEP9:ウェビナーローンチの準備【実行】

すでに上でお伝えしたWBSのフェーズで、ウェビナーローンチの準備物をすべて用意したと思います。これらをウェビナー開始前にすべて準備しましょう。

図系にすると以下の部分です。集客が始まる前までに準備物をすべて用意しなければいけません。

実行前、つまり集客前に必要なものを逆算してすべて用意していきましょう。

5-2.STEP10:ウェビナーローンチの準備【実行】

実際に集客がはじまったら、販売までの流れをしっかりと実行しましょう。

以下のフェーズですね。

集客開始〜販売終了まで常にプロジェクトの目標と照らし合わせながらすすめます。

6.【管理】Webセミナー(ウェビナー)

優れたプロジェクトマネジメントは、目標通りにすること。

計画されたプロジェクトが計画通りにいくことは100パーセントありません。だからこそ必要なのが、プロジェクトマネジメントだ、ということを理解しましょう。

最初に決めたウェビナーローンチの目標を、それ以下でもそれ以上にもならないように。まるでレジの精算のように一寸の狂わせないという意識を持ちながらマネジメントしていきましょう。

6-1.STEP11:プロジェクトを管理する【管理】

ウェビナーローンチがしっかりと目標を達成するためにプロジェクトを管理しましょう。

具体的なプロジェクトマネジメントの施策を見れば分かると思いますが、計画と現状を常に対比し、あらゆる予測を怠らず、最終計画と現状の着地を比較しましょう。

つまり、「このままいくとどうなるのか?」を考え続けろということです。

もちろんライブ配信中のウェビナーでは、本番最中どうなるのか分かりません。しかし生放送のテレビやラジオを想像してもらえれば分かるように、裏方には演者に指示を出すディレクターやプロデューサーがいるわけです。

ウェビナーローンチも同じです。後ろから指示を出すタイムキーパーの存在が必要になるかもしれません。カンペを出してくれるアシスタントスタッフが必要かもしれません。

もしも何かあったらこうするという計画をもちましょう、現場がスムーズに動くように指示を出すことも考えましょう。あらゆるリスクを書き出し、それらを潰しましょう。

ウェビナーを1人でやるなら、これら全てやりましょう。

1人で全てできないなら、誰かに手伝ってもらいましょう。

自分のプロジェクトを手伝ってくれる人を集める力も、ビジネスでは大切な力です。そもそも、どこまでいってもビジネスは1人では完結しないからです。

ウェビナーのマイクチェックや音声チェックをやってくれる人はいますか?
手伝ってくれる人がいないなら、家族なら協力してくれますか?

自分1人でビジネスを成功させるよりも手伝ってもらった方が早いのです。

6-2.STEP12:プロジェクトを終了させる【管理】

ウェビナーローンチが終了したら、プロジェクトが終了させることも必要です。

だらだらと終了したウェビナーをページ上に残しておいたり、募集終了したページを公開のままにしていたり。色々とほったらかしにしておくのは良くないことです。

これはお祭りで騒ぐだけ騒いで、後片付けをしない人達と同じです。

空けたドアは、閉じる。使った食器は、洗う。プロジェクトを開始したら、プロジェクトを閉じる。(笑)

例えば、エバーグリーンローンチとウェビナーのマッチング性は高いです。ウェビナーローンチをそのまま市場に公開し続けるということもできます。しかしプロジェクトはどこまでたってもプロジェクトです。

終わりがなければスタートもできないわけですから。しっかりとプロジェクトを閉じるために何が必要なのか?何をすればいいのか?をしっかりと把握しておきましょう。

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